39.ちゃんと好き。 ページ39
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お昼ご飯を食べ終えて、いつものように楽しくお喋りする、筈だった。
「…優吾？」
何だか元気がないように感じる。
「…あのさ、
A、俺とカップルになれて嬉しい？」
「…え？嬉しいよ？」
「一緒にいて楽しい？」
「何言ってるの？楽しいに決まってるじゃん。」
どうしたんだろう。
いきなりそんなこと聞いてくるなんて。
「たまに上の空だったり、一瞬苦しそうな顔したりするから。気になっちゃって。」
モヤモヤしてるの、顔に出てたかな…。
「…ごめん。」
「俺のことちゃんと好き？」
「ちゃんと好きだよ？」
「じゃあキスして。」
彼の唇にチュッと軽くキスをする。
「…足りない。」
そう言われてもう一度、今度は少し長めにキスをした。
唇を離すと、視界がぐるりと回った。
ソファーに押し倒されたんだと気付く。
そのまま彼は私の制服のボタンを外し始める。
「ちょ、ここでするの？」
「鍵かけてるから。」
いつの間にかけたんだろう。
というか、そういう問題じゃない。
優吾の家で何度か身体を重ねたことはあるけど、生徒会室でするのは初めてだ。
だけどいつもと違う彼に抵抗することはできなくて、諦めてその場で大人しく抱かれることにした。
外に声が漏れたらどうしようって心配をしながら。
心なしか、行為中いつもより彼に余裕がないように感じた。
いつものように余韻に浸ることもなく、彼はごめんと一言だけ言って出て行ってしまった。
休み時間が終わるギリギリまで待ってたけど戻ってくることはなくて、仕方なく教室に戻った。
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和ッフル(プロフ) - 五月雨さんさん» ありがとうございます（ ; ; ）頑張ります！ (2020年10月9日 9時) (
レス) id: 287052cd16 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨さん - 読んでいてキュンキュンします！お話の切なさも伝わってすごく面白いです。更新頑張って下さい。 (2020年10月8日 23時) (レス) id: bd9b89ca09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和ッフル
| 作成日時：2020年10月4日 23時
