29.仲直り。 ページ29
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人見知りな私だけど、高地先輩が色々と話してくれてちょっと楽しかった。
笑ってたら、笑顔が可愛いねなんて言われて。
それは高地先輩ですよって返した。
いつでも来ていいからねって言われてちゃっかり連絡先も交換した。
私なんかが…って思ったりもしたけど。
生徒会室に長居してしまった。
昼休みもう終わっちゃうけど、大我まだいるかな…。
急いで屋上に来てみたけど、大我の姿はなかった。
流石に遅かったか……。
後で謝らなきゃ。
仕方なく教室に戻れば、1番に北斗に声かけられる。
「おはよ。具合大丈夫？」
「おはよ。
昨日寝るの遅かっただけだから大丈夫だよ。」
「ならよかった。」
北斗はきっと私が今登校してきたと思ってるよね。
高地先輩と少しだけ仲良くなったことは…言わなくてもいっか。
あんまり変な心配かけたくないし。
ーー
ー
それから放課後。
屋上、寄ってみようかな。
「俺今日図書当番だから先帰ってて？」
「あ、うん。また後で。」
北斗、図書委員だったんだ。
委員とか私が学校休んでる間に決めたのかな。
北斗は先に教室を出て、私も出たら廊下にいた樹に声をかけられた。
「あの、さ！ちょっといい？」
「…うん。」
2人で教室から離れて人の少ない所に移動する。
「この間は、ごめん。」
「いいよ、もう気にしてないし。」
「…そっか。
じゃまた今まで通り仲良くしてくれる？」
「うん。」
頷くと、樹は安心したように笑った。
あんまり学校で絡んでくるのはほどほどにしてほしいけどね。
モテてる人に絡まれると女子達の視線が痛いから……。
でも、仲直りできてよかった。
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和ッフル(プロフ) - 五月雨さんさん» ありがとうございます（ ; ; ）頑張ります！ (2020年10月9日 9時) (
レス) id: 287052cd16 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨さん - 読んでいてキュンキュンします！お話の切なさも伝わってすごく面白いです。更新頑張って下さい。 (2020年10月8日 23時) (レス) id: bd9b89ca09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和ッフル
| 作成日時：2020年10月4日 23時
