27.生徒会長。 ページ27
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朝日が眩しくなってきて、そっとカーテンを閉める。
布団に潜り込むと、やっと睡魔がやってきたみたい。
………。
おばさんの声に目が覚める。
「そろそろ起きないとだけど、大丈夫？
具合悪かったら無理しないでね。」
おばさんは優しく微笑んだ。
それからまた眠っていたらしく、次に目が覚めたのはお昼前。
着替えて下に降りて、まだ体調の心配をしてくれるおばさんからお弁当を受け取った。
学校に着く頃には昼休みになっていたから、そのまま屋上に行こうと階段を上る。
すると、山積みの書類を抱えた男子生徒が階段を下りてきた。
…なんか嫌な予感。
「ああっ！」
その人は私の目の前でバランスを崩して書類をばら撒いてしまった。
予感的中。
「大丈夫ですか？、」
慌てて拾ってる彼に一言声をかけて、拾うのを手伝う。
「あ、ごめんね。ありがとう！」
全て拾い終えて纏めて渡した。
「ふぅ。これ、生徒会の資料なんだ。」
「生徒会…もしかして、生徒会長とか？」
「あ、うん。俺3年の高地優吾。」
「…あ、私は櫻葉A、です。」
こんな所でお互い自己紹介したことがちょっと可笑しくて、思わず笑ってしまう。
すると彼も釣られて笑った。
…素敵な笑顔だな、この人。
「お昼、これからだよね？」
「そう、ですけど。」
「良かったら一緒にどう？お礼もしたいし。」
「え、そんなの気にしなくていいですよ！」
「俺が気になるの！お礼と言ってもジュース奢るくらいだけどね？笑
行こ！」
彼はそう言って階段を下りていくから、仕方なくついて行く。
大我の所行きたかったな…。
また後で行こう。
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和ッフル(プロフ) - 五月雨さんさん» ありがとうございます（ ; ; ）頑張ります！ (2020年10月9日 9時) (
レス) id: 287052cd16 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨さん - 読んでいてキュンキュンします！お話の切なさも伝わってすごく面白いです。更新頑張って下さい。 (2020年10月8日 23時) (レス) id: bd9b89ca09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和ッフル
| 作成日時：2020年10月4日 23時
