五条悟が寝室に現れた【呪術廻戦】

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翌日会社に行くと2日分の仕事が溜まっていた。
ズル休みしたんだし、仕方ない頑張ろう。

とは思ったものの、今日の分の仕事もしなきゃならないわけで、かと言って待ってくれている人がいるのに残業はしたくない。


あとこれぐらいなら家で2時間あればできる。

そう考えてキリの良いところで終えて持ち帰った。




『ただいま〜』

「あ、おかえり。」




やっぱり私の帰りを待ってくれている人がいるっていいな。
素敵だ、めちゃくちゃ良い。

キッチンからはご飯のいい匂いがして、お風呂だって準備されている。
働いて疲れて帰ってきた時の、理想の家庭像がここにある。



食事もお風呂も済ませて、普段なら2人並んでテレビを見てるけど今日はパソコンと向かい合った。




「仕事？」

『……恥ずかしながら終わらなくて。』

「それ難しい？」

『んー、これは打ち込むだけだし、慣れたら早く終わるし簡単だよ。』




ブルーライトカットの眼鏡をかけてキーボードを夢中で叩いた。

隣で悟さんがじっと見ていて、ミスしないように……と緊張する。




『……よし、終わった！』

「お疲れ様！肩揉んであげる。」

『いいよそんなの……悪いし、』




ガン見された事によって、私のPCスキルが10ぐらい上がった気がする。

緊張と焦りと戦いながら、ノーミスっていう技術を身につけた。



悟さんはパソコンを見ながら楽しそうに笑っている。
なんにも面白い事とか書いてないのに……




「Aのその技術は伊地知より上かもね〜」

『えっと…高専の人？』

「Aがもしコッチの世界に来るなら、事務員とかできそうだね」

『えー……話聞いてる限りブラックで嫌だなー……』




そもそも悟さんの世界にいけるはずも無いんだけどね。
でもいつか、遊びに行けたらいいな。





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