五条悟が寝室に現れた【呪術廻戦】

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ー五条sideー





Aの家に来てから数日。
少しずつではあるか呪力が戻りつつある。


今日は朝からAは買い物に行くと出かけた。
昼前に帰ってきて「食洗機を買った」と言われてそのまま業者の人が取り付けに来た。




『ケーキ買ってきたんで後で一緒に食べましょう。』

「…いいの？」

『五条さんがいるから買ってきたんですよ。』




微笑んでそう言ってくれた。
居候させてもらってる身なのに、Aはきっと僕のために食洗機もケーキも買ってきてくれたんだ。


ワープ先がAの家でよかったよ。




『お昼ご飯は私が作るのでゆっくりしてて下さいね。』

「ダメダメ、僕が作るよ。」

『たまには休んで下さい。じゃないとケーキ無しでーす。』




久しぶりのスイーツを手放すわけにはいかず、大人しくテレビを見て待った。

ぬいぐるみや絵が飾ってある女の子らしい部屋。
ソファーや布団からはいつもいい匂いがする。



普段から自炊していたのか、手際はいいしお昼ご飯も美味しかった。

人が自分の為に作ってくれるご飯ってこんなに美味しいんだな……



Aが買ってきてくれたケーキはフルーツがいっぱいで美味しかった。




2人で並んでソファーに座りながらテレビを観る。
こんな昼間から一緒にいる事なんて今までなくて会話が続かない。


そんな時に僕の携帯が鳴った。




「出てもいい？」

『どうぞ、』

「恵？どうしたの？」




電話の向こうでは恵が早く帰って来いと言っていたり、横から野薔薇や悠二の声も聞こえる。


なんだかんだで心配してくれてるんだね。



Aもいるし手短に話を済ませた。




『奥さんですか？』

「奥さん？僕結婚してないよ。あと彼女もいないし。」

『あっ…すみません、』

「恵は生徒だよ。それに男の子。」

『生徒ってことは……わかった、呪術師の講師だ！』




呪術師の講師、まあ間違っては無いけど。




「惜しいな〜呪術高専の先生！1年の担任だよ。」

『高専？！…すごい！五条さん言葉遣いも丁寧だし似合います！』

「……マジ？初めて言われたんだけど。」

『五条先生か〜優しそう！』

「Aに先生って呼ばれると照れるな…」




キラキラした目でそう言われた。

学生時代に教室半壊にしたとか、口悪かったとか、そんな事言えないな。





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*誤字脱字等修正しております！

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