腕の中 ページ19
和也「じゃあ、おいで」
私はベッドの中に入った。
向かい合うと、その距離はとても近い。
和也「今日は大変でしたね。お疲れ様」
『ありがとう。あ、松本先輩がね、今度お鍋作ってくれるって言ってた』
和也「ふーん。俺も行っていいの？」
『私が聞いたら、いいよって言ってたよ。櫻井先輩も呼ぶって(笑)』
和也「じゃあ楽しみですね」
『うん(笑)』
和也「A」
『？』
彼は布団の中で手を広げる。
『なに？』
和也「くっついた方があったかいかなって」
『…何もしない？』
和也「しませんよ(笑)」
俺がそんな男に見える？と彼は笑う。
『…』
私は彼に包まれる。
あたたかい。
私と同じ、シャンプーの香り。
和也「これなら怖い夢見ても平気ですね」
『…うん』
よしよし、と私の頭を撫でる。
子どもを寝かしつけるように、優しく。
和、とまた心の中で彼を呼ぶ。
あんまり優しくしないでよ。
あなたに甘えすぎてしまう。
スースーと寝息が聞こえて、顔を上げると、彼は眠っていた。
『…本当に何もしないんだ』
ほっとしたような、残念なような、正反対の気持ちがどちらも浮かんで、私はぎゅっと目を閉じてゆっくり頭を振った。
途端に、疲れや眠気がやってくる。
彼の腕の中で、私は眠りについた。
朝、まだ目覚ましのアラームが鳴る前に私は起きた。
彼はまだ寝ていた。
アラームがなるまではまだいっかと、私もまた目を閉じた。
ーーーーー
更新バラついてすみません；
評価、コメントなどお待ちしております！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 739人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬 - お気持ちの回復本当に良かったですT^T 小説の続きを書いていただき本当に嬉しい限りです！ これからも頑張ってくださいね！ずっと応援し続けています♪ (2019年11月30日 20時) (
レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます(；；)本調子とはいきませんが回復しました！ (2019年11月27日 16時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 複雑な気持ちの中、わざわざお返事ありがとうございます。私は、いつまでも待ち続けていますので、気持ちが落ち着くまで、ゆっくり休んでくださいね。 こちらこそ、これからも仲良くしてくださいね。 お気持ちの回復、願っております…。 (2019年11月17日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - sakuninoさん» ありがとうございます。なるべく早く戻ってきますね。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - のりこさん» ありがとうございます。のりこさんのお言葉、とても嬉しいです。前向きに書けるようになったときはまたよろしくお願い致します。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayane
| 作成日時：2019年10月19日 9時
