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暇な一週間 ページ39

「………この話は止しましょう……互いに利益がない」

Aはそう言うと、屋内へと続く扉に向かった

「Aさん…もう二度と、あのようなことはしないでください」

「?」

殺せんせーの言葉にAは立ち止まり、振り返った

「渚君を庇い、貴女が怪我を負った……確かに貴女は強い
ですが、貴女は先生の生徒です……先生を殺すまで、貴女を守らせてください」

「!……フッ…勝手にどうぞ」

Aはそう言うと、屋内に入った



「では烏間先生、私は渚君を送りますので」

殺せんせーは、そう言い終わるや否や、マッハ20の速度でこの屋上から消えた





Aは、屋上へと続く階段で壁に背を預けていた

「………」

バタン

「!」

屋上から屋内に入った烏間は、Aがいることに驚いた

「何をしている」

「好きじゃないんですよ、病院」

Aはそう言うと、壁から背を離した

「……怪我は良いのか?」

「まぁ…急所を外させたので」

「急所が外れているとはいえ重傷だ」

「唯の人間とは違って……丈夫ですから」

Aはそう言うと、階段を下りていく

「あぁ…そうだ
私は何時、退院できるんです?」

思い出したようにAは烏間の方を振り返った

「……早くて一週間だろう」

「一週間?……暇で死にます」

烏間の言葉にAは真顔でそう言った

「それは困るが……仕方ないことだ」

「暇で死にそうになったら連絡します」

「任務中は止めろ」

「無理ですね」

Aがそう言うと、病室に着いた

「………」

「俺も、出来る限り見舞いには来るが……」

「有難いです」

病室に入り乍、烏間とAはそう言った

「出来れば、無断で病室を出るのは止めてもらいたい」

「許可を取れば良いと?」

「嗚呼…防衛省(こちら)の人間が一人、監視として付くが、この病院内であれば構わない」

「そうですか……
なら次此処に来るとき、私の机の中にある本を持って来てくれませんか?」

「本?」

「えぇ……とても、大切な本を」

「分かった」

「ありがとうございます」

Aは烏間に礼を言うと、寝台に腰掛けた

烏間は静かに病室を出ていった

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朱鷺の砂 - 彩さん» リクエスト、ありがとうございます! 家庭教師ヒットマンREBORNとのコラボですね、了解です!(話数が足りないのでこの作品の続編に書く予定です 公開まで時間が掛かります すみません) (2019年4月3日 17時) (レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクエストで家庭教師ヒットマンREBORNをコラボできたらして欲しいです!お願いします!できるなら楽しみにしています! (2019年4月2日 18時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 朱鷺の砂さん» コメント返してくださってありがとうございます!リクエストは今のところは思い付かないので思い付いたら即コメントしますね!! 最後に一言→ チェスとか将棋出きるひとすげ(´-ω-`) (2019年1月14日 22時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 猫好きさん» 壁ドンを書くのは私の得意分野ですので! リクエスト等あったらお願いします! (2019年1月12日 9時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 壁ドンリクエストした人ナイス!!!!!!!!!!!! (2019年1月11日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2018年11月25日 22時

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