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暗殺の才能 ページ30

校庭では、渚が本物のナイフを手に構えていた

渚が勝てば、鷹岡は此処から出ていく

渚が負ければ、鷹岡の授業が続く

Aは校庭に下りると、二人の対決が最もよく見える位置に立った



渚はナイフを構えるのを止めると、平然と鷹岡に向かって歩いていった

鷹岡にぶつかる

刹那、渚はナイフを振り上げた

ここで漸く、鷹岡は殺されかけていることに気付いた

重心が後ろに傾いていたため、渚は服を引っ張り、鷹岡の体制を崩すと

背後に回り、確実に

鷹岡の首元にナイフを近付けた

「捕まえた」



「へぇ……」

渚の紛れもない暗殺の才能を見たAは、笑みを浮かべていた



鷹岡に勝った渚に、他の生徒達が駆け寄る

「渚君…凄かったよ」

Aも渚に近寄り、そう言った

「あ、ありがとう」

すると、

「おいおい…折角本物のナイフなのに殺さないのかよ」

何処からか男の声が聞こえた

「「「「!?!?」」」」

辺りを見渡すと、そこには男と女の二人組が立っていた

「それで?……百億の賞金首は何処よ」

女の方がそう言った

「(狙いは、殺せんせー…!?)」

生徒達が動揺を見せると、

「私ですが?」

殺せんせーが二人の前に出てきてそう言った

「へぇ…本当に化物だな……まぁ、俺達の敵じゃあねぇが」

男はそう云うと、女は右手を振り上げた

空間が歪み、無数の剣の切っ先が虚空で煌めいている

「「「「!!?」」」」

「……」

「フッ……殺れ」

男の言葉と共に、剣の雨が降り注ぐ

標的は、殺せんせーを含んだこの校庭にいる者達

「!!…皆さん!!」

金属に混じって、対殺せんせー用のナイフが降り注ぐ

「ニュヤッ!!」

幾ら超生物と言えど、この猛攻撃の中、生徒達を守ることは不可能に近い

「止めろ!!」

生徒達に無数の剣が当たる

その刹那

何処からか現れた黒い鎖が、降り注ぐ剣を全て防いだ

「!?」

「!?」

その場の視線が、右手首から血を流したAに集まる

異能力→←別の意味



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朱鷺の砂 - 彩さん» リクエスト、ありがとうございます! 家庭教師ヒットマンREBORNとのコラボですね、了解です!(話数が足りないのでこの作品の続編に書く予定です 公開まで時間が掛かります すみません) (2019年4月3日 17時) (レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクエストで家庭教師ヒットマンREBORNをコラボできたらして欲しいです!お願いします!できるなら楽しみにしています! (2019年4月2日 18時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 朱鷺の砂さん» コメント返してくださってありがとうございます!リクエストは今のところは思い付かないので思い付いたら即コメントしますね!! 最後に一言→ チェスとか将棋出きるひとすげ(´-ω-`) (2019年1月14日 22時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 猫好きさん» 壁ドンを書くのは私の得意分野ですので! リクエスト等あったらお願いします! (2019年1月12日 9時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 壁ドンリクエストした人ナイス!!!!!!!!!!!! (2019年1月11日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2018年11月25日 22時

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