第２５章・緋色の記憶 ９ ページ34
「…対抗策はあるんですか？」
「で無ければ、私は即行死んでる。」
蛇の力は想像によって広がる。
私に宿る蛇が其れを可能とするからだ。
「[目を閉じる能力]。
蛇の能力の無効化を意味する…早い話太宰さん」
無効化するのは実際に存在が消える訳では無い。
故に、力を解消は出来るが陰人を消滅させられない訳だ。
別に、取り付いた人からの分離は[目を離す能力]で十分だ。
然し、今の状況下に於いて陰人の蛇に掛かるのは少々拙い。
良く思ったのは、会った瞬間に遣える様予め蛇を造って置き、陰人に会った瞬間に発動。
能力は消滅の能力だ。
昔からよく考えた事ではあったが、結局実行はして居ない。
何故かと言われると少し説明し難い部分がある。
或る種の戒めとして森に籠もって居た私が、蛇と同化して居るとは言え人間を殺すのは、
何かある種絶対に越えてはいけない境界線を跨ぐ様な、タブーを犯すような気分だったのだ。
そう云う故に、少し気が進まなかった。
然し、だ。
昔は確かに力的不足の要因も含め実行して居なかったが、
今なら私は人に陰人が憑依して居たとしても蛇を切り離し其れのみを葬る事が可能じゃないか？
いや、出来る…今の実力なら、客観的に見て可能だ。
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影宮緋月 - アリーチェさん» 有難う御座います！少し流離の旅に出て居て来て無くて済みません。更新頑張らせて頂きます！ (2018年2月8日 16時) (
レス) id: e17908aa70 (このIDを非表示/違反報告)
アリーチェ - 始めまして！すっごく面白くて最初から全部通していっきに見ちゃいました。更新頑張ってください、応援しています！ (2018年1月30日 0時) (レス) id: d9a43b9adb (このIDを非表示/違反報告)
影宮緋月 - ゆうりんさん» えッ？お、面白い何て…こんな駄作に有難う御座います！更新、させて頂きますね！ (2018年1月5日 14時) (レス) id: e17908aa70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん - とても面白かったです(* ´ ▽ ` *) (2018年1月5日 8時) (レス) id: dbb2dd845b (このIDを非表示/違反報告)
影宮緋月 - キラーさん» いえいえそんな。本当に嬉しかったです。全然下手じゃ無いし…絵が下手な作者は辛いです。正直な感想です、本当に。更新させて頂きますね！ (2017年12月20日 17時) (レス) id: e17908aa70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影宮緋月 | 作成日時：2017年11月20日 19時
