赤い髪の君 (ページ4)

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企画が始まって、間もない
残り20杯のところで事件は起こった。

『私の番だね！緑のやつにしようかな』

明らか抹茶サイダーっぽかったので
余裕だろうと思い油断してた。

え｢A、飲む前に匂い嗅いでみて｣

『え？あ、うん。わかった』

くんくん....

『うわあああっ！くっっっつさ！！！
なにこれ！なにこれ！！鼻曲がる！』

り｢A、あぁ、可哀想だけど、
手に取ったのは飲まないと｣

『あーーーーーもう！！
絶対抹茶と思ったのに！分かった』

覚悟を決め、私はこの激臭の
緑のサイダーを飲んだ。

『おぇっ、カメムシ？！カメムシソーダ？！』

※Aは、パクチーを食べたことがありません

り｢違いまーす｣

このときばかりは、りっくんに
殺意が芽生えそうになった。

つ｢A大丈夫？涙目じゃん｣

そ｢そんなサイダー誰も買わねえよw｣

え｢あーそれなんとなく分かったわ｣

次はえいちゃんの番だったので
えいちゃんは、すぐに同じものを飲み

｢パクチー｣と答えた

り｢正解｣

『え、今のがパクチーっていうの？
りっくん！パクチー食べたことないのに
ひどいよ！トラウマもんだよ！』

り｢えぇ！そこまで？ごめん｣

え｢なんとなくAが嗅いだ反応みて
気づいたんだけど、代われなくてごめんね｣

『りっくん、冗談だよ！
えいちゃん、ルールだしね！
何だかんだ楽しいからいいよ！』