誘惑ストロベリー (ページ23)

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strawberry 23 ページ23

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『 ……わかりました、』

痺れ切らして頷いた私を見て

健「了承してくれてありがとう」

とケントさんは上機嫌

授業終わったら迎えに行くからねハニー

だなんてわけわからないこと言いながら去っていったケントさんを見送った。

女の子たちは白い目でみてる。

そりゃそうだよね。わかってる。

わかってるけど、あんな顔されたら断れないに決まってる

七海「 A大丈夫？」

『大丈夫 …… じゃないよ』

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健「 Aちゃん」

学校の終礼が終わって外に出るとひらひらと手を振ってる健人さんがいた

健「なんでそんな嫌そうな顔してんの (笑) 行こっか、」

健人さんは慣れてるんだろうなあ女の子の扱い

スムーズに手を繋ぐあたり驚きを隠せない

『 … あの、手を離してもらってもいいですか？』

健「なんでよ、この間勝利とも繋いでたんだから俺とも繋いでよ？」

『それは、その！』

私の反応を楽しんでるかのように笑う健人さん

健「勝利は特別だってことね、」

健「俺には関係ないけど？」

また満足気に微笑む健人さんは何考えてるかわからない。

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健「姫、待ってて。」

学年が違う健人さんの下駄箱は私達のところとは違くて、

正門で待ち合わせって約束して、やっと繋がれた手は離れた。

勝「 …… Aちゃん？」

『うわっ、びっくりした』

上履きをしまってる時に不意に話しかけられて驚いた

勝「今から帰るところ？」

『いや、そうなんだけど！違うっていうか～ … 』

はてなマークを浮かべてる勝利くん

私の下手くそな説明じゃわからないよね、、

勝「友達待ってるってこと？」

『っそ！そう！！！友達！！友達待ってるの！！！』

勝利くんすごい驚いた顔してる

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