291*女子会… ページ5
『ルナぁ、久しぶりだしぃ!!』
元気いっぱいのリンの声
それは食卓に座っている二人にも聞こえたようで、なんだなんだとこちらを伺ってくる
「リン、どうしたの?」
『どうしたの?じゃないし!ルナ、全然連絡くれないからちょー寂しかったしー!!』
明るい声から泣きそうな声に変わる
「ごめんごめん!最近忙しかったから…そうだ、ちょうど休みをもらったんだ。良かったら遊びに行っても良い?」
『ほんと!?嬉しいー!!』
リンの喜びように思わずクスリと笑いが漏れる
「ルナ、ついでに泊まってったらどうだ?」
リンとの会話を楽しんでいると、与作様からそう言われた
「い、良いんですか?」
「まぁ、こんな機会中々ねぇしな。しかも、どうせ明日もそんなやることねぇだろうし、行って来い」
与作様の言葉に私の顔がより一層綻んだ
「リン、今日泊まっていっても良い?」
『全然オッケーだし!ルナとの女子会、楽しみー!!』
久しぶりにリンに会いに行ける
それだけで私の気分はルンルンになった♪
第一ビオトープに到着し、待ち合わせ場所である応接室のドアをノックする
「リーン、遊びに来たよ「あり得ないしこのハゲ!!」…えっ!?」
今まで聞いたことのない彼女の怒声に驚き、急いでドアを開けた
中にいるのは困り顔のマンサムさん
それと、彼を鬼のような形相で睨み付けるリンだった
「ど、どうしたの!?喧嘩しないでよぉ…」
すぐに二人の間に入り、リンをなだめる
「このハゲ、マジ最悪!せっかくルナが来てくれるって言うのにウチに緊急の仕事しろとか…マジあり得ないし!」
「しょうがないだろ、リン。お前はここに務める猛獣使いなんだから、お前にしかできなぇことがあるんだよ」
もう何度目の説明だと言わんばかりに、マンサムさんは大きなため息をつく
「なぁ、ルナ。お前からも言ってやってくれよ」
「は、はぁ…」
今にも泣き出しそうなリン
私は彼女の背中に手を当てて優しく声をかける
「リン、落ち着いて?今回は残念だけどやっぱり仕事の方が大事だから、また今度遊ぼ?」
「うぅ…ごめんだしルナぁ〜…」
私に抱きつく彼女の頭をよしよしと撫でていると、控え目なノックの音が聞こえてきた
「ん?入れ」
マンサムさんの合図でドアが開く
「失礼します…」
入ってきたのはココさん
何事かと言うように戸惑っていた
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (8月26日 22時) (レス) @page33 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
零 慈-レイ ジ-(元:零ーレイー)(プロフ) - 私も1から読ませてもらってます!とても与作さんやそのほかのキャラへの愛を感じる作品だなあ、と感心してます・・・。作者さんのペースで良いので、頑張ってくださいね! (2020年12月9日 20時) (レス) id: 7c94df9960 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年9月20日 22時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 1から見させてもらっています とても面白いです ありがとございます (2020年9月17日 22時) (レス) id: 09e4e6eb84 (このIDを非表示/違反報告)
承太郎の帽子(プロフ) - お久しぶりです!この間にゃんこさんの小説を最初から読んでいったらトリコ熱がまた上がっていきました!!更新遅くても首を長くして待っています! (2020年1月13日 11時) (レス) id: dbaa959796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんこ | 作成日時:2019年6月29日 13時