file10,奇策ヤード ページ17
『あははははっ、馬鹿じゃねぇのお前!!ひぃ、苦しっ!!』
「ユウキさん、そんなに笑っちゃ…ぷっ！」
「セトも笑ってんじゃん！何なのさ君ら!!酷すぎない!?」
"鏡の国"という迷路から出てきた俺たちは再びベンチで休憩していた。
あのミラーハウスの中で何度も鏡に額が赤くなるほどぶつかるカノは滑稽極まりない。
「もう、次行こう次！」
「そうっすね……あ！あのシューティングゲームはどうすか？」
セトが指差したところに、宇宙の雰囲気を醸し出すＳＦチックな建物があった。
「おおっ、いいね!!じゃあ誰が一番上手いか対戦しない!?」
「臨むところっす、負けないっすよ!!」
二人からは燃えるような意気込みが伝わってくる。
かくいう俺も、
『言っとくけど俺は絶対に負けねぇからな？』
燃えている。←
熱くなっていると建物の中からシンタローが出てきた。
『シンタロー？』
「ん？おお、ユウキじゃねぇか。」
赤ジャージを身にまとうシンタローは何故か誇らしげだ。
そんなシンタローにカノはからかうようにニヤニヤして言った。
「えー、シンタローくん本当に一人でまわってるのー？」
「コイツの行きたいっていう所行ってたんだよ。」
シンタローが俺たちにケータイを見せた。その中でエネちゃんが膨れっ面でたたずんでいる。
『エネちゃん、どうした？』
「どうもこうも…"こんなザマよ"です！」
おいクラ●wwwwww
「じゃあト●イさん呼ぼう！」
「●ライさーんっす!!」
これが家庭教師クオリティかwww
「アホかお前ら。」
シンタローの言う通りだw
「よろず屋さん、ご主人にイジメられました！」
『おいおいシンタロー、いたいけな少女を虐めんなよ？』
「お前もアホか！普通にエネとシューティングゲームの対戦してコイツが負けただけだよ!!」
まぁそんなことだろうとは思った。
「へぇ、シューティングゲーム得意なの？だったらシンタローくんも対戦しようよ！」
「は？」
「いいっすね！やるっす！」
その瞬間、俺はある考えが浮かび顔がにやける。
『じゃあチーム戦でどうだ？俺とシンタロー、お前らでペア組んでさ！』
「おお、それいいね！」
「二人には負けないっすよ！」
カノもセトもやる気に満ちている。
「なぁ、」
『ん？』
シンタローは俺に耳打ちをした。
「お前……確信犯だろ。」
………………。
『さぁな？』←
「……まぁいいよ、負けねぇし？」
うわウゼェwwそのドヤ顔何なのwwww
「よーし負けないぞー♪」
「勝つっすよ!!」
『この勝負もらった…！』
「顔が黒いぞーwww」
俺たちの戦いの火蓋は切って落とされた。
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生クリィ〜ム - ちょwwww考えていることといっていることがwww違いますよwwwwwwww (2014年7月11日 21時) (
レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» あれっ女神様がいる。よし、拝もう!!((← (ありがとうございます!!!!) (2014年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - 本家の方も見ています！面白すぎるのでww (2014年7月10日 22時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作成日時：2014年7月10日 19時
