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伊野尾ちゃんを家に呼んだ。
料理には自信があるから、食べてほしかった。
伊野尾ちゃんが食べる姿はもともと好きだったから、そういう姿を見ると気持ちもはっきりするんじゃないかなって思って。
伊野尾ちゃんは電車で来るって言ってたから、料理の下準備だけすまして、駅まで迎えに行くことにした。お迎えに行くって恋人って感じがしない?
わりとすぐ歩いている姿を見つけて、名前を呼ぶと、おどろいた顔をしてお礼を言う伊野尾ちゃん。
やっぱりその顔は赤く染まっている。
伊野尾ちゃんと並んで歩いて、俺の話に笑ってうなずく姿は周りが暗くなっていても可愛く見えた。少し緊張しているのもなんだかいじらしい。
あれ?伊野尾ちゃんってこんなに可愛かったけ?
案外うまくいくんじゃない?
そう考えながら歩いた家までの数分間はあっという間だった。
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作者名:雨のち雨 | 作成日時:2024年3月17日 23時