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「なんでそんな大事な話俺らにしてないの？」
「心配ぐらいさせてよ」「俺たちだっていのちゃんのこと大好きなのに」「できることなんだってするよ？」
今の状況を説明すると、みんな泣きそうになりながら、伊野尾ちゃんに寄り添ってくれた。
知念なんか俺を無理矢理どかして伊野尾ちゃんに抱きついている。
「それで、薮くんがさっき言ってたのって？」
「そう、大事な話。伊野尾にもお願いしなきゃいけないことがある。」
薮ちゃんがさっき電話しながら楽屋から出ていったのは事務所からの連絡があったから。
俺たちの送迎車にGPSがついていたこと。事務所にあらかじめ俺たちが相談をしていたこともあり、伊野尾ちゃんのマンションの防犯カメラを調べてもらったこと。あいつが伊野尾ちゃんの後をつけていたこと。俺の家に伊野尾ちゃんがいる間に、マンションに入ろうとしていたこと…。
「伊野尾にお願いっていうのは、ストーカーにあっているってことで被害届を出してほしい。防犯カメラの映像もあるし、上手くいけば受理される。近づかないようにできるし、何かあったときに警察に電話すればすぐ来てくれる体制が取れる。」
「……。」
伊野尾ちゃんは迷っているようだった。
「怖い？」
隣にいた知念が伊野尾ちゃんに聞くと、首を横に振って否定した。
「被害届だしたら、きっと世間に知られるでしょ？グループの名前がのるじゃん。それが嫌だ。」
そんな伊野尾ちゃんの言葉を聞いて、みんなが声をあげた。
「そんなことより伊野尾くんの安全が第一なんだってば！」
「名前でるくらいいいじゃん！」
「別に気にしない！」「仕事にも影響出ないよ！」
「いっつもテキトーなくせに！もっと気楽でいんだよ」
伊野尾ちゃんはそんなみんなの言葉に唇をぐっと噛みしめて、泣くのをこらえようとしてる。
「俺たちみんな伊野尾ちゃんの力になりたいんだよ。」
「、、、分かった。俺、警察いってくる。記事になったらごめん。迷惑かける。」
「だから、迷惑じゃないってば！もうそろそろ怒るかんね、俺。勝手に出てっていったのも許してねぇから！」
「そうだぞ、伊野尾。涼介お前がいなくて寂しくて泣きそうだったんだぞ。」
「心配で毎日マネージャーに伊野尾くんのこと聞いてたんだから。」
ニヤニヤしながら２人が話すと他のメンバーもからかってきた。うるさいって反抗しながら言い合ってると、久しぶりに聞く伊野尾ちゃんの笑い声。
また泣きそうになりながら、俺も笑った。
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雨のち雨(プロフ) - ひとみさん» 最後まで読んでくださりありがとうございます(*^^*)嬉しいです！また次の作品ありましたら、よろしくお願いします！ (3月3日 13時) (
レス) id: f308a3c4d4 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 完結おめでとうございます。メンバーみんなが笑顔になれて良かったです!! 雨のち雨さんのymin大好きなのでまたお願いします♪ (3月3日 10時) (レス) @page34 id: e39657dd30 (このIDを非表示/違反報告)
雨のち雨(プロフ) - 深空さん» コメントありがとうございます。前作もたくさん読んでくださり嬉しいです(*^^*)！最後までよろしくお願いします！ (2月26日 19時) (レス) id: f308a3c4d4 (このIDを非表示/違反報告)
深空(プロフ) - はじめまして。前作の素直に恋してが大好きで何回も読み返しているので、新作嬉しいです(*´˘`*)♡続きも楽しみにしてます⑅◡̈*！ (2月26日 19時) (レス) id: e81f859398 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨のち雨 | 作成日時：2024年2月26日 1時
