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ころんside
る「…僕、なんとなく分かる気がします」
アイスを食べていたるぅとくんが、何の前触れもなく言った。
彼の目は、アイスに向けられているように見えた。
多分、実際は宙を見てるんだろうけど。
さ「るぅと、何がだ」
る「なーくんが急にりいぬの様子見に行った訳です」
『え？』
突如として怪訝そうな表情を浮かべ「様子を見てくる」と言ったなーくん。
彼は立ち上がり、ついさっきリビングを出ていった。
その、急過ぎるともとれる行動の意味が分かる。そう言い出したんだ。
る「僕の、推測ですけど。………血の臭いしません？」
『嘘、本当？』
嘘なんて吐きません、という顔はやけに真剣で。
にわかに不安が押し寄せてきた僕は、鼻に意識を集中させた。
元々るぅとくんは鼻が利くようで、これまでも部屋の香りの変化などに敏感だった。
そんな彼が言うんだからまず間違いない。
まだ食べかけのカップアイスが甘い燻りを残す中、匂いを嗅ぎ分けていく。
スン。
一瞬、鼻をツンと突く錆び臭さが神経を掠めた。
錆びた鉄のような、なんとも説明しがたいこの臭い。
冬は良く唇に感じるあの味が再現されるような臭い。
『僕も、分かった』
さ「あぁ。俺も。でも、血の臭いがどうかしたか」
る「まだ分かりませんか？」
本当に分からないからちょっと怖かった。
さとみくんも分からない様子で、二人して眉間に軽く皺を寄せる。
る「じゃ、言いますよ。
僕が危惧していること。
なーくんが疑ったであろう可能性。
リスカ、聞いたことはありますよね」
リ、ス、カ。
たった三文字とは思えない圧が、重くのしかかる。
言葉を口の中で転がした。
リスカ。リスト……カット。
手首。切る。
自傷行為。
頭の中を単語が駆け巡った。
さ「……はぁ。………本気か？」
る「僕がこういうことをふざけて言うと思ってるってことですか」
足の先から悪寒に襲われる。
弾かれる様に椅子から離れる。
悪い予感が、どうか当たらない様にと願う。
……自分たちの勘の良さを、心の底から恨む。
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あたおか星人 - 自信0%さん» コメントありがとうございます´ `*リクエストいつでも受け付けてますよ！闇落ちですね、了解しました！遅くなってしまったらすみません…。男性に近い方なんですね！把握です！自分に対してってなかなか自信持てないですよね…(黙れ) (2021年5月16日 22時) (
レス) id: 0a2ba83602 (このIDを非表示/違反報告)
自信0% - 多分、僕は男に近いと思います。よくわからないですけど。それでお願いなんですけど、もしリクエスト終わってなかったら、ころんくんの病み落ち書いてください (2021年5月14日 1時) (レス) id: 3d2318e663 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうふ*脳逝農園 - テスト終わったー！！！！！ うれしー！！！ あと、、、あたちゃんのほうが絶対かわいいでー´ `* (2021年3月1日 0時) (レス) id: f3c742e4c9 (このIDを非表示/違反報告)
あたおか星人 - 柚葉さん» 柚葉ありがとうT Tいつか相談するかもしれないかもしれなくもなくなくもない！(?)まぁ今が最終話で多分今日続編いくけどw (2021年2月28日 23時) (レス) id: 0a2ba83602 (このIDを非表示/違反報告)
あたおか星人 - チョコさん» わぁあありがとうございます><コメントしてくれたのとても嬉しいですっ！ぜひこれから沢山絡んでくださいね！呼び方は、なんなら呼び捨てでw (2021年2月28日 23時) (レス) id: 0a2ba83602 (このIDを非表示/違反報告)
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