せんせいにみられた【ジ.ェ.ル】

秘密1日目 ページ4

ジェルside





いっそのこと声出したれと思って今まで溜まってた笑いを思いっきり出した









異常な程の大きさで笑い声が響く









白濱は固まってやばいやつを見るような目で俺を見る









「ここに調べものしに来ようと思ったら先客が見えてなぁ。珍しいし様子見てたらいきなり独り言。妄想。清楚系キャラを保ってる白濱のこんな姿みんなにばれたら…」









ちょっと脅してやると








『うわぁぁぁ！！お願いだからみんなにはバラさないで！！お願いならなんでも聞きますから！』









すーぐのってくる








何でもって言った事、後悔させたるわ









俺は白濱に何でも言う事を聞くという約束を持ちかけた









『…それは、先生が得するだけじゃん』








そう言ってなかなか約束を交わそうとしない白濱を壁に強く押し付けた









顔を歪ませる白濱






「お前の大っきな秘密を黙っといてやんねんからこれくらい安いもんや。全生徒にバラしたってもええねんで？まぁ俺には一切関係ないけど
な」







顔を耳に近づけてそう囁く






そう、俺には一切関係がない








ただ白濱の作り上げてきた“人気者の白濱”がいなくなるだけ









『…わかりました。』





「ん、良い子良い子」






そう言って下を向く白濱の頭を撫でるとすぐに手を振払われた

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