40話〈らくがき〉 ページ41
パシャッ
どうしたらいいんだ…
パシャパシャッ
ジェルくんは私が似合うっていったから自撮りしてるし…てかパシャパシャうるさい
ころちゃんは膝から崩れ落ちている私の背中を無言でさすってるし…
『ころちゃ……』
ころちゃんに視線を送ろうとしてふと、視界に入ったのは
『……ペン立て…』
あのペンでジェルくんの顔に落書きできたら…
そんな思考が頭をよぎった
こ「…なんか考えてんの?」
ころちゃんがジェルくんに聞こえないように聞いてくる
『なんで?』
こ「なんかめっちゃニヤニヤしてたから」
『マジか』
私って考えてること顔に出るタイプなのかな
次から気をつけよ
こ「で?なに考えてたの」
『…あそこにさ?ペン立てあるじゃん?あれでジェルくんの顔に落書きできたらなって思って』
こ「…やってみる?」
『……やっちゃおうか』
ころちゃんと私はいたずらっ子のように笑った
__________
こ「ジェールーくん。猫耳、嬉しい?」
ジェ「Aが似合うって言ったから嬉しい」
『そっかぁ。でもさ、私ね嬉しいなら罰にならないと思うんだ』
ジェ「え、あー、まあ、で?」
こ「だからさ、別の罰を受けてもらおうと思って」
『これでジェルくんの顔面に落書きしようってことになったの』
私がジェルくんに見せたのは黒のマーカーペン
ジェ「待って待って!おかしいやろ!なっ、え!?」
こ「受けないならジェルくんがパンツ一丁で腹ダンスしてたことみんなに話すよ」
ジェ「受けます」
『なにそれ気になる』
__________
こ「だははっ!やばいっ!腹痛い!!」
『鼻毛書いて…眉毛繋げて……あはははっはは!ふ、腹筋が!壊れるぅぅっ!!』
こ「おまっ、センスよっ!ちょ、ペン貸して。ここにシワ書いたら……あははっ!やば!ドラえもん通り越してクレヨンしんちゃんのモブキャラで出てくるブスじゃん!!」
ジェ「なんやねん。クレヨンしんちゃんのモブキャラで出てくるブスって」
『しかも猫耳!あっははは!』
こ「それ言わないで!腹がぁっ!」
『…あ、そういえば!』
私は洗面所に向かって棚から真っ赤な口紅を持ってきた
ジェ「ちょ、お前それは…」
『大丈夫大丈夫。まだ未開封だから』
口紅を開けてジェルくんの唇に塗る
『きゃはははは!やば!もうただの変質者じゃん!』
こ「お前口紅はやばい!マジで僕死ぬ!死んじゃうっ!」
『お前これで外出たら警察に捕まるんじゃね!?』
ジェ「………」
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おさとうさん - ほわいとすぺーすさん» ありがとうございます!嬉しいです!(^∇^) (2021年2月28日 22時) (レス) id: 828bbcda3a (このIDを非表示/違反報告)
ほわいとすぺーす(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛い。 (2021年2月28日 20時) (レス) id: 0c25730178 (このIDを非表示/違反報告)
おさとうさん - おこめさん» え、いいな((( コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2021年2月24日 15時) (レス) id: 71970fb48f (このIDを非表示/違反報告)
おこめ - 王様げーむwなんで純粋なJKがかわいいショタJDを撫でなければいけないのでしょう、天国なのですが、笑顔が天使すぎて、ねぇ、うん。まぁ楽しかったですよ。更新ファイトですっ! (2021年2月24日 0時) (レス) id: 9d64919f06 (このIDを非表示/違反報告)
おさとうさん - みこさん» 私、顎クイされるなら相手が女子だと嬉しいですね。(きっしょ) (2021年1月24日 23時) (レス) id: 828bbcda3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おさとうさん | 作成日時:2020年9月13日 4時