な組の組長に拾われました2【紫】

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椿の花言葉・誇り



な「莉犬くんって、タトゥーの椿みたいな性格してるよね。ほんとうらやましい」




なんの脈絡もなくある日なーくんに言われた言葉。





な「はじめて見たときびっくりしたもん。あんなに小っちゃくて、力もなさそうな莉犬くんが俺にケンカ売ってきたんだからwww」



莉「それは昔の話！！てかその後実力の差を見せられたじゃんか……」



なーくんと出会った当時の俺は、俗にいう不良で………



な「椿の花言葉は誇り。どんな相手にも怯みもせず飛び込んでく、そんな莉犬くんにぴったりだよね」







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さ「莉犬、そっち側の通路の方が警備薄いと思う。ころん、そっちトラップあるから気をつけろ」



さとみくんの言葉に従い、警備の薄い通路を選んで進む。





その合間に出てきた雑魚はちょっとずつ片づけるけど……





さ「莉犬ストップ！！！！」





反射で急ブレーキをかけ、壁に身を隠す。




さ「そこ曲がったところに人がいる。ころんたちがくるまで待たないと……」



すると、そいつはちょうどなーくんが出てくる予定の隠し通路の方向へ向かっていく。




さ「やべ、あいつ止めないと鉢合わせする……ころん、るぅと！！莉犬の援助は……」






こ「今こっちも手一杯だって！！」



る「距離が遠くて行くのにリスクと時間がっ………」




るぅとくんところちゃんはこっちに来れないみたいだ。








莉「もし鉢合わせしたらなーくんの任務が遂行できなくなる。俺が今止めないと」




さ「莉犬……………」







莉「やるしかないでしょ。ここで俺が怖がってたらなーくんに影響しちゃう」






俺の強みは怖いもの知らずのところなんだから。




少なくとも昔のなーくんにケンカ売って嚙みつきにいくぐらいにはねw





さあ、いきますか……


そいつに後ろから奇襲攻撃をふっかける。



狭い壁を使って相手の急所を確実に狙いにいく……がかわされる。




莉「っあ〜………お前相当強いじゃーん、うざ」





「………生意気なやつだな」



莉「それよく言われるよ、てかそれが俺の強みなんだってw」



相手を煽るのは昔っから得意分野だ。





莉「左手のタトゥーが見えないわけ？誇り高い椿の真っ赤な刺青なんだけど？」








こいつはここで俺が食い止めるから、なーくんはAちゃんのこと、助けにいってあげて、

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