な組の組長に拾われました2【紫】

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菜の花の花言葉・快活、明るさ


な「菜の花の花言葉は快活・明るさなんだけど、まさにるぅとくんだよね」


る「そんなことないでしょ。僕しゃべるの苦手ですし」


そういえばそんなことを話していたなと思いだす。



な「そういうことじゃなくてさ、るぅとくんって奥に秘めたものが輝いてるというか………なんだろ、パッション？」




な「るぅとくんってどんな危機的状況でも希望を持ち続けるし、諦めたことないでしょ？


そういう折れないまっすぐなところが明るくて、快活ってこと」




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る「……っ、はぁ、はぁ………………」


いつも一番に敵のところに乗り込んで、後に続くさとみくん、ころちゃん、ジェルくんが動きやすい場所を作るのが僕と莉犬。



よって、一番ケガをしやすいのが僕ら二人ってわけだ。


なーくんに信頼を置かれている二人だとは言え、無傷でいられるわけもない。


というか、無傷でなくても敵と戦える、どんなにボロボロになってもめげずに戦える、そんな僕たちだからこそこの仕事を任されているんだと思う。





何度倒しても倒しても、奥からとめどなく新たな敵がやってくる。

精神的にも肉体的にもどんどん疲労がたまっていく。




「よそ見してんじゃねぇぞ！！！！」


闇雲に飛んでくる攻撃を適当にかわしつつ銃を乱射すればそこらへんの敵は倒せる、はずだった。




る「っあ゛………………！？」


少し油断した隙に、別のやつが僕の腕を撃ってきた。


痛みをこらえながら止血して、急いで応戦する。




さ「るぅと！今からジェルが向かうからそれまで待ってろ…！」


ジェルくんがこっちに来てくれるまでは、絶対に僕はへばるわけにはいかない。


莉犬だって見知らぬ敵を相手に戦っているし、ここで僕が倒れたら作戦が根本から崩れる………



「コイツっ、なんで立ち上がれるんだよ…っ！？」



る「…………っは、僕が腕を怪我したくらいでへばると思ったんですかぁ？」




る「僕とな組のこと、ナメすぎですよ」



ケガをしているこんな状態で、相手をこんな風に煽れるのなんて僕くらいだろうなぁと思う。



なーくんのために、みんなのために、僕が頑張らなくちゃ。






奥に秘めているパッションだったら、誰にも負けませんから。







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新作
あまあまいちご【苺】

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