優等生と劣等生【すとぷり】

いじめ編〜6〜 ページ17

また学校。
憂鬱な気持ちで登校する。
さとみ先輩がクラスまで送ってくれる。

廊下でさとみ先輩と、何気ない話をしている。

また水が飛んできた。



あれ。









水がかかんない。
もしかしたら、









顔をあげたら
私の前に立ってびしょ濡れになっている
さとみ先輩がいた。


さ「俺が守んなかったら、誰がAを守んだよ!!」

さ「Aがいじめられてる事は、何となく勘づいてた。でも、梨音ちゃんがいるから、梨音ちゃんが守ってくれると思ってた。大きな間違いみたいだったな。Aを傷つけた分、今度は、お前らが苦しむ番だ！！」

こんな怒っているさとみ先輩はじめて見た。
そこへ、青い影がさとみ先輩の肩をたたいた。

こ「梨音ちゃんは、悪く無いよ。まあ、いじめた事は、悪いけど…僕、梨音ちゃんが脅されてるの聞いちゃったんだ。Aをいじめろ、そしたら、お前を仲間にしてやろう♪っていうようなこと言ってた。梨音ちゃんは、辛いけど、自分を守ったんだよ。壊れる寸前だったんだよね、きっと。」

黄色い影と赤い影が私の両隣に来た。

り「じゃあ、苦しむ必要があるのは」

る「主犯の、A、B、Cかな」

A「ちょっと待ってくださいぃ！私はぁ、あなたたちのぉ、ファンクラブのぉ、トップですよぉ？そんな私にぃ、苦しむ必要何てぇ、無いですよねぇ？」

後ろに優しく、心強い影を感じた。

じぇ「俺達のファンは、いじめなんかしないんや、なぁ？なー君？」
な「君たちがやっていることは、害悪行為だよ。」

七森先輩が冷たくいい放った。

るぅとが小声で、

る「この学校で害悪と、なー君に言われた人は、１ヶ月間、学校全員に、いじめられるんだ。」

マジか。
王子様権力、恐るべし…


な「A、B、Cは、害悪だ！！」

七森先輩がそう叫んだ。

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