すとぷりのお姫様は愛されている！８

#2 ページ27

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ジェル「帰るわ〜、はよねーや」

『でた、はよねーや』




少し話をして、夜も深い時間だから次の出番に備えて寝るためにジェルくんは帰る支度を始めた。




『気をつけて帰ってね』

ジェル「カップルみたいやな」

『はいはい』




私はテーブルの上にある空き缶を手に取って後片付けをしようと立ち上がる。









『わっ、、！』

ジェル｢え、｣




一瞬で変わる視界。









ジェル｢大丈夫？｣



気づいたら私はジェルくんの胸の中にドボン。


それも私が思い切り滑って転んだから、咄嗟に私の元に来てくれたジェルくんも巻き添いになって私の下敷きにされている。





『ジェルくんの方が大丈夫？』

ジェル｢大丈夫やけど…、ごめんなぁ。俺が片付けなかったからや｣




踏んだのはおそらくビールの空き缶。

ジェルくんが悪いというか私の不注意だよね。






『ごめんね、』



身体を少しジェルくんから離すと、わりと近くてびっくりした。



私がジェルくんに馬乗り状態で、それもだんだん恥ずかしくなってきたけど…。




『何で離さないの？』



そう、離れたい私とは反対にジェルくんはずっと抱き締めた腕をほどかない。





ジェル｢リレー生放送前に言ったこと覚えとる？好きやからずっと俺とおってほしいってやつ｣








ドキッとした。



あれだ、私が何も答えられずに終わってしまったジェルくんからの告白。

#3→←告白の続き。

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