すとぷりのお姫様は愛されている！８

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私達が想いを確認しあったあと。

小さい女の子がパタパタと駆け寄ってきた。




小学生くらいかな。




『君の？』

「うん！もも！お姉ちゃん達が助けてくれたの？ありがとう！」

『よかったぁ』





後ろの方ではおそらくそのお母さんがいて、ペコッと頭を下げていた。





よかった、本当に。









目線に合わせてしゃがみこんだ時、女の子の手提げのバッグに見覚えのあるキーホルダーを見つけた。





あれだ、サンリオとすとぷりのコラボキーホルダー。





それもなーくんの。







つい好奇心でこの女の子を知りたくなった。



『これ可愛いね』

「でしょ！可愛い！すとぷりって知ってる？」

『知ってるよ』

「ほんと！？なーくんのキーホルダーなんだよ！」

『ふふっ、紫の王子様だね』

「かっこいいんだよ！将来なーくんに会うのが夢なの！」





女の子は屈託のない純粋な笑顔だ。





なーくんをちらっと見ると嬉し恥ずかしそうに笑っている。





なーくんを選ぶなんてセンスあるわぁ。





「でねでね、さくちゃんって女の子もいてね、とってもかっこよくて可愛いんだよ！私もあんなふうなるの、だからね。ママとパパにお願いして絶対すとぷりに会いたいなぁ」








…あぁ、すとぷりでよかった。


就職するよりも私はこっちの方がいい。




泣きたくなるくらい幸せだと思う。








あの特別な空間で会えたらいいね。







ななもり「恥ずかしかった〜」

『ななさくを選ぶなんて将来有望だなぁー、』

ななもり「やっぱななさくだなぁ」

『なんだなぁ…』





くすくす笑いながら私達はリハへと向かった。





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ーリクエストー
なーくんと帰り途に雨に打たれてるネコを見つけて、少しだけお世話する

リクエストありがとうございます！！

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