すとぷりのお姫様は愛されている！６ (ページ33)

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☆さとちゃんの看病ページ33

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( ☆リクエスト )

学校終わり。

だいぶ1人での帰り道も怖くなくなってきた頃。

ピンポーン、

私は1人である人の家にやって来た。

さとみ「はい」

『言われた通り来ましたけど』

さとみ「はい」

さとちゃんがいつもより声が低め。

風邪引いたんだって。

私に看病して欲しいんだって。

病人のくせに生意気な。

…っていうのは半分冗談で。

『大丈夫？…じゃないね。体力おばけだと思ってたのに、こんなに弱ってるのは珍しいじゃん』

さとみ「ほんとな。上がって」

何も熱が高いらしい。

『熱だけ？』

さとみ「そう」

『疲れが出たんじゃない？最近動画たくさん撮ってるし』

ほぼ毎日投稿しているすとぷりちゃんねるの動画に加えて、個人の毎日投稿もあるわけで。

握手会やライブで編集する時間も限られているから、睡眠を相当削ってまとめ撮りしたりしてるんだろう。

『はいはい。寝てください病人は』

とりあえずベッドに戻らせて、買ったばかりの冷えピタを適当にばんっとおでこに貼り付ける。

さとみ「冷た、お前適当なんだよ」

『お粥作ってくる～』

さとちゃんの声は無視してお粥作り。

久々に作るなぁ。何年ぶりだろ。

ここに来る前寄ったスーパーで買ったご飯や卵などで、卵お粥を作った。

味見してみたけど、久々にしては上手かも。

普通に美味しい。

『さとちゃーん…、あ、寝てる』

相変わらず顔だけはいいんだよなぁ。

いや、声もよかったわ。

いや、性格も別に悪くはないか。頭もいいし。

うわ、腹立つ。