☆なーくんの優しさ ページ33
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( ☆リクエスト )
なーくんが一緒にご飯食べよっかって誘ってくれた。
公式生放送が終わった次の日のことだった。
出かけるんじゃなくて、ゆっくり家でご飯を食べようってことで私の家まで来てくれたなーくん。
夜は暗いから俺が行くよって。
ななもり「わっ、いい匂い」
『結構頑張ってみた』
せっかくだから私が作ろうと思ってなーくんには何も持ってこなくていいよと言ってあった。
これから忙しくなるしいっぱい食べてもらわないとね。
ななもり「いただきます」
『いただきます』
口に運んで「美味しい!」と笑ってくれてホッとする。
よかった。
『どうして今日誘ってくれたの?』
ななもり「そんなに珍しいかな」
『何となくいつもと違うなって...』
女の勘だよね、もう。
わからないもん、何でそう思ったのか。
ななもり「こういうのは2人で話すべきかなってさ。...最近すとぷりのこと考えることが本当に増えたんだ。前も考えてたけど、最近は特に考えてて。さくちゃんのこともよく考えてる」
ライブのこと。その他のことも。
お偉いさんと話すのは基本的になーくん。
リーダーだからって思うかもだけど、そんな大変なことを全てなーくんに任せているのがたまに申し訳なくなる。
いや、できることは私達ももちろんやってるよ?
なるべく分担してやるようにしてるけど。
やっぱりなーくんもリーダーとしての責任感があるからか、誰よりも率先して動いてくれる。
そんななーくんがすとぷりのことを考えない日なんてないだろう、私達の生活のほとんどがすとぷりで埋め尽くされてるんだから。
ななもり「ちょっと弱気になっちゃうけど...、さくちゃんはすとぷりにいて楽しい?...手放すのが怖いのは俺達なの。手放したくない。さくちゃんがいなくなりそうで怖い。だからみんな最近さくちゃんからくっついて離れないんだ」
あんなにくっつかれてたらわかってたよ。
アンチのこととか色々あった後だったし、そんな感じなのかなって自惚れながらも思ってた。
さとちゃんにも辞めないよって言えなかったし...、不安にさせちゃったのかな。
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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年4月27日 17時