すとぷりのお姫様は愛されている！１ (ページ14)

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ころんの気持ちページ14

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ー Side ころんー

12月27日。

新年明けて7日にある、さくとの新年交流会。
それに向けて、さくと打ち合わせをした。

2016年から毎年1回は必ずさくとイベントをやってたけど、2018年はすとぷりの方で忙しかったから来年はやろうって。

”ころさくイベントやらないの！？”ってずっと言われてたし。

明後日はすとはに。そのあと、3月のアルバムの録音もあるし大変だけど、さくとのイベントは恒例にしていきたいと思ってる。

さくとイベントやってるのはすとぷりの中では僕だけ。
その特権はどうしても譲りたくないんだ。

打ち合わせを終えて、店でご飯を食べて(奢ってもらった)、僕の家に行く。

『たぴちゃ～ん！』

ころん「さくもたぴ目的か」

『そうだよ』

さくは犬が大好きで、一人暮らしだから飼えばいいのにって言ったんだけど、「育てられる自信がない」ってさ。

...別にさくに毎日でも来てほしくて飼ったわけじゃないよ。

元から飼いたくて飼っただけだし？

『てか今日泊めて。タクシー代やだ』

ころん「最初からそのつもりだっただろ」

『うん』

ころん「その代わりにあとで配信付き合って」

『いつも思うけどさ、そんなんでいいの？』

たぴを抱きながら不思議そうに僕を見上げる。

うるさいな。

いいんだよ。

他の人達がうらやましそうにグループラインに送ってくるのが、優越感でたまんないんだ。

みんなさくのことが好きだから。

僕だって、初めて生でさくを見たあの日から。
さくのことが好きになっちゃったんだ。