【F’s】凸凹かっぷるの日常。【silk】【短編集】 (ページ25)

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シルクside

シ「は？お前に“違う”って言う権利あんのかよ

この二股野郎が」

『二股なんかしてねぇっつってんだよｯ！！』

シ「…！！」

……揺らぐな、揺らぐな俺

今ここでヒナを抱きしめたら負けだぞ…ｯ

『……ごめんね、シルク

これドッキリなの』

シ「…もうテメェのことは信用できねぇよ」

『…信用されてなくてもいいよ

私が本当に好きなのは、シルクしかいないから』

シ「…………」

……知ってるよ

お前が嘘をつくときは

拳をつくるときに親指を外側に握る時か

服の袖をいじる

俺はもう、ヒナのことが信じらんねぇよ

シ「……この馬鹿野郎どもが」

『…バカ言うなし』

シ「モトキよりヒナの方がバカだよ

心配性として、とユーチューバーとしての癖」

『！！！』

シ「あとモトキ」

モ「…うん」

シ「お前はヒナが好きな理由軽すぎ」

モ「うん…ｯ」

シ「もーちょい良いアドリブにしてくれても良かったけどな〜？？」

モ「…バカにすんなっw」

シ「ふはっww」

俺のヒナの好きなとこは

お互いの人生を幸せにしてくれるところだと思う

『いつからドッキリって気づいてたん？』

シ「んー、マサイが写真送ってきた時から？」

モ「早くない！？」

シ「だってさ、ヒナが明らか作り笑いしてんだもんwww」

モ「ちょ、ヒナトもひどくない！？」

『やっぱ私、シルク以外と手繋ぐの苦手らしいっす…w』

モ「結局被害者俺じゃんwww」

ドッキリは多分成功したんじゃね

しっかし、モトキがヒナの良いところを真面目に話してたら

俺いよいよヤバかったかもな

ま、そこはモトキの気遣いってことで収めとくか