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ころんくん×甘々(02) ページ6

「……ちゃんと言ってくれなきゃ、分かんないよ。」


キスをされた時点で彼の気持ちには何となく分かった。けれど、そんな素振りを一度も見せなかった彼の事だ。疑い深くて突然だろう?


「ほんとお前そういう所ずるいよね。」



ふ、と視線を上げれば青く澄んだ瞳と視線が交わる。その澄みきった瞳の奥に熱に身を焦がしそうになる。



「僕はね、Aが好きだよ。」



「……ほんとに? ずっと一緒に居たのにそんな素振り何一つなかった、よね」



「だってAがるぅとくんるぅとくん言ってるから、言えなかった。」



"僕はAに笑ってて欲しかったから"
ふわり、と私といる時には絶対に見せない柔らかい笑みを浮かべる。


ころんの顔をこんなにしっかり見たの何時ぶりだろうか。ころんは、彼はこんなに愛しい物を見るような目を私に向けていた……?



「、でもるぅとくんは恋愛としてじゃなくて……」



「……それこそ、僕だって初めて聞いたよ。」


今までの僕の我慢はなんだったの、なんて悔しそうに唸る彼に私は言葉も出なかった。



「僕ずっとAが幸せならばそれで良いって思ってた。でも、るぅとくんに対してのそれが恋愛感情じゃないって言うならさ、」



正面からぎゅっと抱き締められ、全身でころんの温かさや匂いを感じて心が満たされる。




「僕が身を引く必要なんて何処にもないよね」



熱の篭った視線が交わり、私と彼の影が再び重なる。



後頭部に手が回され、あっという間に私はころんに唇を奪われた。


先程までの件が霞んで見える程に、私はころんのキスで頭がいっぱいになった。




「……逃がしてなんか、やらないから」




ぎらぎらと獣の様な瞳をしたらころんが視界の端に揺れるの見てから、私は彼に身を委ねたのだった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

らむねさんリクエスト ころんくん×甘々 でした!

更新遅くなり本当にすみませんでした。


甘々系はあまり書かないので難しかったです。ご希望に添えなかったらすみません。


これからリク消化していきます!

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設定タグ:すとぷり , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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きなこ(プロフ) - なーくんが嫉妬する!みたいお話が見たいです! (2019年3月17日 18時) (レス) id: 32ff4e548a (このIDを非表示/違反報告)
瑞乃(プロフ) - らむねさん» 了解しました!リクエストありがとうございます。 (2019年3月17日 16時) (レス) id: d619556bbc (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き@今パンの上(プロフ) - コメント失礼します!夢主ちゃんにだけ見せる大人な顔(余裕そうな顔)×カッコイイるぅとくんで甘々お願いします (2019年3月8日 22時) (レス) id: 43927c5056 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 本当にありがとうございます!!さとみくんが先生なら理系だなって思ってたんですが、数学が合ってて設定から好きでした!!耳打ちはほんとずるいなって思いながらドキドキしました!本当にありがとうございました! (2019年3月8日 22時) (レス) id: 87b24c6783 (このIDを非表示/違反報告)
瑞乃(プロフ) - そらさん» 了解です!リクエストありがとうございます! (2019年3月5日 21時) (レス) id: d619556bbc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞乃 | 作成日時:2019年3月5日 11時

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