橙色の家 ページ40
ジェルの家についた。
東雲(しののめ)家と言うらしい。
ピンポーン
「すいません！ご相談があって来ました！」
母「はーい。」
「こんにちは！藤原Aと言います。ご相談と言うのは、寮に入らないか？ということです。」
母「橙和(とわ)が？」
「はい、そうです。了承していただけないでしょうか。」
母「この人にそこまでしてなんになるのよ。」
「私にとって、橙和さんは必要なんです。」
母「勉強ができるのかしら？」
「説明していきますね。勉強に必要なものは揃えてあります。個人個人の部屋もあり、リビングなどで共同生活をすることで協調性等を高めていきます。」
母「だからといっていかせなくてもいいのよね？」
「できれば来てほしいと思っております。」
母「ふーん…あんたいきたいん？」
ジ「俺は…いきたい。」
母「いけば？そのかわり私たちと一生縁を切りなさい。」
ジ「え…」
母「わたしよりその子がいいんでしょ？なら切りなさい。」
「お言葉ですが。それはいささか問題かと。」
母「なにがよ。」
「私たちは高校生です。これから、行事、受験など、様々な出来事があります。親の印鑑が必要なシーン、三者面談、二者面談などもあります。そう言うとき、親と言う存在が必要です。なにも知らないではすまされない状況も出てくるかもしれません。そう言う場合はどうしますか？」
母「…」
「貴方は、橙和くんを愛していますか？」
母「なによいきなり。」
「橙和くんは貴方を愛しています。そして罪悪感を背負っています。貴方が暴力を振るうたびこれは自分のせいだと自分を責めます。そして父親が出ていったことも。」
母「私だって愛しているわよ！」
「そうですか。それならなぜ、あなたは橙和くんを褒めてあげない。抱き締めて、愛していると、言ってあげない。悩みを相談させてくれないんですか。」
母「私だって愛しているわよ！…でも、愛しかたがわからないのよ！！」
泣き出してしまうジェルの親
多分この人も、好きな人に置いていかれて寂しかったんだろうな。
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響 - ミツバさん» ありがとうございます！！たくさん書かせていただきます！！続編まで目を通していただけると幸いです！これからも応援よろしくお願いします！！ (2020年12月1日 18時) (
レス) id: a8b85eba27 (このIDを非表示/違反報告)
ミツバ - 初コメ失礼します！とても好みの作品です！これからも頑張ってください！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ac1315eda5 (このIDを非表示/違反報告)
響 - ずんだ属性の餅さん» よし！隊長に続け！ (2020年11月11日 16時) (レス) id: a8b85eba27 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ属性の餅(プロフ) - 響さん» 夢主ちゃん守る隊、出動っす！うす！ (2020年11月10日 21時) (レス) id: 2a0d204488 (このIDを非表示/違反報告)
響 - ずんだ属性の餅さん» そうなんや〜おれも好きで使いたかったんよ！じゃあ、ずんだちゃんのことを俺が守りに行くわﾆｺｯ(俺に守られてもね…ww)いつもありがと！ (2020年10月29日 6時) (レス) id: a8b85eba27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2020年9月23日 19時
