紫色の家２ ページ37
母「ッ！なんて野蛮な子なの！」
「あなたは、この手で何回紫音さんの頭を撫でてあげましたか？何回この腕で抱き締めてあげましたか？あなたの口で何回愛していると言ってあげましたか？」
母「なに言って！！」
「子供は親のペットじゃない。躾と称して暴力を振るうのは虐待と一緒です。」
母「なに、私がいけないとでも言いたいの？」
「そうです。」
母「ハッ…ふざけるのもいい加減になさい！！」
「あなたが！紫音さんを愛していると言うのならば、どうしてもっと他にかけてあげられなかったのですか！！」
母「何よ！なにも知らないくせに！！！」
「なにも知らないのはそっちです！！…あなたが紫音さんのことを愛していると言うのならば、他にかける言葉があったのではないですか？紫音さんが今まで、ここまで耐えて来た理由は、あなたに褒めてほしかったのですよ。」
母「…」
「少しだけ、少しだけでいいんです。一言だけで。頑張ったねと。愛していると。言葉にしてあげてください。」
な「母上…」
母「紫音。ごめんね。」
な「…っ母さん…」
母「藤原さんごめんなさい。ありがとう。」
「私こそすみませんでした。生意気な口をきいてしまって…」
母「もし、あなたがいいと言うのなら、寮のお金こちらで負担させてくれないかしら？」
「えっ？！いや悪いですよ！」
母「いいのよ！もし良ければ、家だってたてるわよ！」
「あの！いいんですか？色々と絶対お金かかります。」
母「だからいいのよ。貴方達に負担させるならこちらで負担しちゃうわ。それに、貴方達だけだとお金足りないでしょ？罪滅ぼしだと思って受け取ってほしいわ。紫音。あなたはあなたの好きなように生きて。跡継ぎなんていいから。今まで頑張ったね。」
な「…っ母さん。ありがとう。」
一つめの山は越えた。
とてもいい収穫もできた。
しかし、ななもり。のお母さん、やっぱり優しい人だったな。
母「藤原さん、Aちゃんとよんでもいいかしら！」
「いいですよ！」
母「Aちゃん！寮って言うかシェアハウスよね！私も昔やりたかったなぁ」
「すみません、お金を出させてしまって」
母「甘えておけばいいのよ！お母さんとよんでもいいし！」
「お言葉に甘えます！お母さん。」
心が暖かくて泣きそうになったのは秘密。
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響 - ミツバさん» ありがとうございます！！たくさん書かせていただきます！！続編まで目を通していただけると幸いです！これからも応援よろしくお願いします！！ (2020年12月1日 18時) (
レス) id: a8b85eba27 (このIDを非表示/違反報告)
ミツバ - 初コメ失礼します！とても好みの作品です！これからも頑張ってください！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: ac1315eda5 (このIDを非表示/違反報告)
響 - ずんだ属性の餅さん» よし！隊長に続け！ (2020年11月11日 16時) (レス) id: a8b85eba27 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ属性の餅(プロフ) - 響さん» 夢主ちゃん守る隊、出動っす！うす！ (2020年11月10日 21時) (レス) id: 2a0d204488 (このIDを非表示/違反報告)
響 - ずんだ属性の餅さん» そうなんや〜おれも好きで使いたかったんよ！じゃあ、ずんだちゃんのことを俺が守りに行くわﾆｺｯ(俺に守られてもね…ww)いつもありがと！ (2020年10月29日 6時) (レス) id: a8b85eba27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2020年9月23日 19時
