真紅の暴君 15話目 ページ41
続き！
エース「そういや、おれタルト買って帰らないとまたケイト先輩に追い出されるわけ？」
こいし「そうでしょ。じゃなきゃ朝追い出さないよ。しかもタルト1ピースだけ買っていってもアレだしホールで買わなきゃダメだと思う！」
ケイト「その通り！ホールで買わないと許して貰えないよ〜。」
エース「仲良くしようとか言っといてそこは見逃してくんねぇのかよ！」
ケイト「それはそれ。これはこれ。」
デュース「しかし、タルトをホールでってだいぶ高くないか？」
エース「げー。俺そんな金持ってないんすけど。」
ケイト「じゃあ作っちゃえば？あのタルトも全部トレイくんが作ったやつだし。」
こいし「おー先輩の意外な特技！」
ユウ「作った方が安いかもね！」
トレイ「作る為の道具や調味料は、揃っているがタダで提供する訳には行かないな〜。」
エース「えぇ〜！金撮るのかよ！」
トレイ「はは、後輩から金を巻き上げる訳にはいかないだろ。次にリドルが食べたがってたタルトを作るのに栗が沢山いるんだ。集めてきてくれないか？」
エース「どっちにしろめんどっ。で、どれくらい栗が必要なんすか？」
トレイ「何でもない日のパーティーで、出すとすると…2〜300個くらいかな？」
デュース／グリム「そんなに!?」
こいし「そんなもんじゃない？パーティー用だしね！」
トレイ「栗に火を通して皮をむいて裏ごしする所まで手伝って貰おうか。」
グリム「俺様帰っていいか？」
デュース「僕も。」
こいし「私も〜」
エース「薄情者！」
ケイト「まーまー！みんなで作って食べたら絶対美味しいって。思い出作りってやつ？お料理ブロガーデビューもできちゃうかもよ！」
トレイ「寮長には内緒だけどマロンタルトは作りたてが一番上手いんだ。出来たてを食べられるのは作ったやつだけだぞ。」
グリム「おうおうお前ら！気合い入れろ！栗を拾って拾って拾いまくるんだゾ！」
ユウ「変わりみ早！」
こいし「Aも犠牲にしよう。Aもお菓子作りできるからね(ㆁvㆁ✿)」
トレイ「栗の木は学園内の植物園の裏の木にたくさんあったはずだ。」
エース「よーし、んじゃ、放課後植物園の前に集合で。」
グリム「ゴーゴー栗拾い！なんだゾ！」
続く！
貴「なんか巻き込まれてるし!?」
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作者名：星猫 | 作成日時：2021年3月28日 5時
