立花彩の秘密〈完〉

ホテル ページ30

「諸君、よく集まってくれた！！」

「若武、もうちょっとボリューム下げて。」

「ったく。朝からなんでこんなに元気なんだよ。」

「ふふふ。ところで若武センセ、新幹線の時間は大丈夫なのかな？」

「ホントだ。結構まずいでしょ」

「さ、早速大阪に向かうぞ！」




「着いたぞー！！！」

「だからうるさいつってんだろーが。」

「早速依頼者の元へ行くぞ！黒木調査員、案内を頼む。」

「人の話を聞け、バカ武」

「んだと？！」

「はいはい、落ち着いて。依頼者の元へ行く前に一旦ホテルに荷物を置きに行くよ。」


「きれいだねー。」

「うん。あ、アーヤ。この花はね…。」

なんて小塚くんがホテルの花瓶に挿してある花の豆知識を教えてくれる。

「それでね、花言葉は、、」

「情熱、独立。でしょ？」

「！うん、そうだよ！アーヤは博識だなー。僕も頑張らないと。」

「ふふふ。そんなことないよ。でも、ありがとう。」

「おーい。男子。部屋分けるぞ。」

「おう。」


「ﾁｯなんでこいつとなんだよ。」

「それはオレのセリフだ。」

「ま、まあまあ。」

「しかたないよ。決まっちゃったんだから。」

それにしても、、

「若武と上杉くんと同じ部屋なんて、小塚くん、大丈夫？」

「あはは、、アーヤは一人部屋だよね？」

「うん。ちょっと寂しいけどね。」

「そろそろ依頼人のところへ行ったほうがいいんじゃないか？」

珍しく忍がまともなこと言ってる…！

「そうだな。よし、諸君、行くぞ！」

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