東卍の宝 壱【男主】

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ガラガラッ







先生「入っていいよー」


「…………」









目を開くといつもの部屋ではなく

見たことの無いドアの前


中からは大人の声が聞こえて

多分あれは俺に呼びかけている









先「颯美くん？」


「…あっ、ごめんなさい」








再度呼ばれて気を取り戻し

失礼しますとぼそっと言いながら

ドアを開け入ると小学生が沢山いる教室らしきところ。









「…颯美 Aです、よろしくお願いします」

なんてつまらない自己紹介をして

少し教室の辺りを見回す。







「ぇ、」



1人だけ机に突っ伏して眠っている小柄な男の子。

絶対あれ…



「マイキー…」




先「あれ？佐野くんと知り合い？」

マイキー「んん……。誰？」

「っ、あ、いや…人違いです」

先「？そっか。あ、颯美くんの席、佐野くんの隣ね」

マイキー「転校生？」

「ぁ、うんそう、颯美です」

マイキー「はやみ…おっけーよろしくな！」

「…うん！」









トントン拍子に推しと仲良くなってしまった…


てか興味ない人とは話さないんじゃ…


いやまだ小学生だし、そんな感覚ないのか









授業を終えて帰る準備をしてると

マイキーが話しかけてくる。







マイキー「ねぇはやみん、」


「は、やみん？」


マイキー「おう！お前は今日からはやみんだ」


「…笑」





すぐ人にあだ名をつける

ほんとにマイキーなんだな…なんて

関心しながら笑う。







マイキー「はやみん帰ろうぜ」


「あ、うん！帰ろう」









俺の家って…

どこなのかななんて考えながら

マイキーの隣を歩く。



というか俺が転生してきた東リべの今は

どこなんだ…？


一応漫画全部見たけど

小学生だし…

ドラケンとはもう出会ってるのかな









小学生「マイキーくん！」







ふと遠くからマイキーが呼ばれた。


あれ…


「…ドラケン…」ﾎﾞｿ



まだ、会ってなかったんだ

これから…

てことは本当に、

まだ序章に過ぎない






マイキー「ん？はやみんの友達？」

「ぁ、いやなんでもない」

マイキー「？ふーん。……ん？何？」








マイキー「ねぇ、四十八手って何個か被ってるよな？」


ドラケン「…え？」


「ぐふっ……wwwwwww」


ドラケン「…おまえだれ？」


「あっ、気にしないで」



やべぇ、原作通りすぎて

笑い抑えられなかった…

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