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ドラケン「お前はいつも、わかんないな」

「ん?」






ドラケンの方をむくと

目は合わない。

ずっと窓の外を見てて

俺の方を見ない。








ドラケン「今までお前は俺らに守られてきた。」

「あぁ、お陰様で。」

ドラケン「あんなことがあったんだ。そりゃ震える」

「……ドラケン?」

ドラケン「自分から愛美愛主の抗争に出るって言ったあの日……いや、キヨマサ伸した日からか。その日からお前は震えないで立ち向かってる」

「………」

ドラケン「何を考えてんだ」

「守られる人から守る人になろうって思っただけ」

ドラケン「チャリ乗ってた時も、お前は」

「あれは冗談じゃん」

ドラケン「あんな泣きそうな顔してるあの日のお前を、冗談だと思えるか…?」









ドラケンがいつにも増して真面目だ。

最後に俺の目をまっすぐ見ながら

冗談だと思えないといったドラケンの表情は

珍しく暗い。





こいつも 創設メンバーにだけは

しっかりかっこいいドラケンだけじゃなくて

弱っちいドラケンも見せてくる。









ドラケン「何を隠してる?何を考えてる?」



"お前は俺らの前から消えるのか?"









こう言われた時

ドクンと胸がしまった。

黙って俺がタヒぬことは

こいつらの前から消えること。

また前の世界の時みたいに

喋れなくなってしまった頃にこいつらにバレて

最後は苦しい顔を見ることになるかもしれない。









嘘でも消えないなんて

言えなかった。

黙り込む俺にドラケンは余計

暗くなる。










ドラケン「………帰れ」

「どr「お前もまだ完治してないだろ」………分かった」






"じゃあね"

俺がそう言っても

またずっと窓の外を眺めてるドラケンは

何も返してくれなかった。









もしかしたら

初めての"喧嘩"かもしれない。

俺は創設メンバーと1度も喧嘩をしてこなかった。

マイキーとドラケンが喧嘩してても仲介に入ってたタイプで

俺は絶対に喧嘩はしなかった。

みんなが好きで憧れてる分俺が怒ることは無いし

原作を変えないよう大人しくしてたから

怒られるようなことはしなかったから。



中身は大人だから

マイキーみたいにパフェ全部食って

怒られるとかもなかったしな…。





そりゃあ千冬には散々怒られるけど

俺がこんなだから喧嘩にはならないし。









「…喧嘩ってわりと辛いかも」

目を合わせてくれなかったドラケンが

何度と頭にフラッシュバックする。

胸が苦しい

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あむ - え、超面白いです!次の更新が死ぬほど楽しみです!!応援します!無理のないよう体調に気をつけて頑張ってください!! (2021年8月5日 19時) (レス) id: ff2f2b0e1a (このIDを非表示/違反報告)
ふじ(プロフ) - 初めまして!毎日更新楽しみに待ってます!!無理のないよう頑張って下さい。応援してます!!! (2021年8月5日 15時) (レス) id: 7db00b7f42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年8月5日 14時

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