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マイキー「…俺にはたまに、はやみんのことが分からない時がある」

松野「マイキーに…」

マイキー「なにを考えてるのかさっぱりだ」

松野「…………」








マイキーにも Aくんの事が分からない時

あるのか。


確かにあの人は

いつも考え事をしてるように見える。


不意に今にも泣きそうな表情を見せる時もあれば

幸せそうに1人で笑ってる時もある。


あの人は何か大事なことを

1人で抱え込んでいる。

マイキーには言ってるんだと思ってた。









ガチャッ


「うぃ終わった」

松野「あ…」

「ん?どしたの深刻そうな顔して」

松野「なんでもないです。てか汗…風呂はいってきてください」

「えぇーエアコンで涼むー」

松野「ちょ!そこ俺のベッド…汗びっしょりのままねっ転がらないでくださいッ…!!」

「ぁ、ごめん」

松野「…はぁ」









無邪気なとこも多いくせに

どこか俺らとは全然年の離れた大人のような顔もする。

怖いものなんて この人にはないような









マイキー「さて。タケミっち、帰ろ」

花垣「え?あ、はい!」

「ん?帰っちゃうの?」

マイキー「明日ね」

「…はーい」

松野「また」









タケミっちって奴がAくんと話から戻ってきた途端

マイキーの声で帰っていった二人。

ちょっとタケミっちって奴と話してみたかったけど

まぁいっか。









「…………」

松野「Aくん?」









出ていった扉からAくんのいる方向に振り向くと

Aくんは窓からマイキー達を眺めていた。



また、今にも消えそうな悲しそうな表情で。









松野「Aくん、消えないでくださいね」

「…え?」

松野「あんた、今にも消えそう」

「…そう?消えないよ」









そんでまた

嬉しそうな幸せそうな表情で笑った。

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あむ - え、超面白いです!次の更新が死ぬほど楽しみです!!応援します!無理のないよう体調に気をつけて頑張ってください!! (2021年8月5日 19時) (レス) id: ff2f2b0e1a (このIDを非表示/違反報告)
ふじ(プロフ) - 初めまして!毎日更新楽しみに待ってます!!無理のないよう頑張って下さい。応援してます!!! (2021年8月5日 15時) (レス) id: 7db00b7f42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年8月5日 14時

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