未知へ贈り物【tn】 ページ45
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※友人への誕生日おめでとう小説。つまり番外編。友人のゲーム内スキンを反映した為、全然容姿が変わります。以前までのお話のパラレルワールドのようなものです。
＿＿＿＿＿＿…
あのラッパ音のような鳴き声が聞こえたから、振り返った。
｢！おう、来たか。｣
ぷー！と大声を出してこちらに寄ってきた星の子は俺の足元にしがみついた。…身長、低くなってないか？前までもう少し大きかったような？
というか髪型も変わっている…。
なんだその、女子大生の間で流行ってそうな髪型…。ていうかそのマントみたいなやつも赤やし、着てる服のデザインも全部変わってないか…？
｢…お、オシャレしてきたんか…？｣
身長が大幅に縮むというまさかの展開に着いていけず、困惑しながら言ったセリフだったが、別に気にも止めぬ様子でぷぺー！と元気よく鳴いたそいつは、いつものように腕を広げてきた。いつもより小さい身体を、低い位置でよっこらしょ、と声を出しながらググッと持ち上げると、驚いたのか連続でわあわあと声を上げていた。
「オシャレしてきたんやったら、好都合やな。ほい、これ。」
星の子がいつも胸元に金色の飾りのようなものをつけているのを、俺は覚えていた。だから、帰り道に見つけたそれを、きっと似合うと思って。そう思ってしまえば、つい買ってしまって。
「…うん、やっぱ似合うな。それプレゼントな。」
何かよく分からない様子で、ぷぺ…。と気の抜けた声を上げたあと、またも何度か連続で鳴き始めた。もう一度ハグを求めてきたので、とりあえず気に入ったようだった。
「お前がここに来るのも大変やろうと思っててん。それお守りな。ええか、他のやつに見せびらかすなよ。取られても知らんで。」
コクコクと頭を振る様子は、以前より小さくなったせいか、輪をかけて可愛らしく見える。
「気ぃつけて帰れよ。また何時でも来い、な。」
頭を撫でてやれば、嬉しそうな仕草をしたあと、雲に向かって飛んでいった。俺は気づけば鼻歌を歌いながら、コーヒーを入れていた。嬉しそうな声が、いつまでも離れなかった。
＿＿＿＿＿＿…
おめでとうございます。
2021,02,26.
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ちぃ汰。(プロフ) - 雨々さん» ご足労賜り誠にありがとうございます。貴方との出会いはこのシリーズでしたね、拙い私の文章であれど、貴方と繋がるきっかけになれて本当に嬉しいです。一作者としても、一友人としても、精一杯の感謝をここに。 (2021年5月5日 18時) (
レス) id: 66362bbae9 (このIDを非表示/違反報告)
雨々(プロフ) - 好きです。ここまでの執筆本当にお疲れ様でございます。あなたの作品に出会えた事、あなた様に出会えた事。本当に嬉しく思います。ありがとうございました。 (2021年5月3日 9時) (レス) id: 0ec44c6a23 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» 毎度毎度、貴方には本当にお世話になっております。この作品が終えれたのも、貴方のお力添えがあってこそ。こちらこそありがとうございます。続編についてはご期待に添えると良いのですが。御足労痛み入ります。精一杯の感謝を足らぬ言葉でここに。 (2021年4月28日 20時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 最後の最後まで大好きな文をありがとうございます。そしてお疲れ様でした。もしもまた続編がありましたら、是非とも1ファンとして読ませて下さい。ひとまず、本当にお疲れ様でした。 (2021年4月27日 18時) (レス) id: ba4822cc62 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» お気に召して頂けたなら何よりでした。とんでもない、身に余る言葉の数々をありがとうございます。是非またお越しくださいね、お待ちしております。 (2021年2月27日 0時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2020年7月3日 0時
