裏切り者でも【gr】 ページ12
〔どうしても守りたかった〕
___________…
ジクジク痛む胸が、最近余計な負担となっている。
自国の事など考えられない程、私はこの国に心を置いてしまったらしい。
ｸﾞﾙ｢...どうかしたか？｣
『...総統閣下、』
ｸﾞﾙ｢ふっw急にどうした？そんな呼び方して、｣
彼の言葉を遮って私の後ろのドアが破壊された。
''我が国''の精鋭であるその男は、私の横に並んだ。
ｸﾞﾙ｢...貴様、一体何者なんだ、｣
『...流石に狼狽えませんね...』
これだけの音を出してしまったのだ、トントンやゾムが来るのにはそう時間はかからないはず。
ｸﾞﾙ｢...スパイだったのか...A｣
『...申し訳ありません、』
何故か謝ってしまう。
許してもらうつもりなのだろうか、私は。
隣の男が動いた。それはもう、総統の首元をめがけて、ものすごい速さで。
けれど、緑色が、赤色が、それを塞ぐ。
ｿﾞﾑ｢...中々速いやんけ、｣
ﾄﾝ｢...信用しとったんやけどな、A｣
ズキリと刺さる言葉。
そろそろロボロが司令を出しているころ。
もう、幹部全員が動いているハズ。
男が私に目配せする。合図を待っている。
『...もう、ケリをつけようか』
懐から素早く出した拳銃が、その頭を撃ち抜いた。
ｿﾞﾑ｢...お前、何して...｣
『...何故か、と言いた気ね、総統』
目の前に倒れたその男。
まさか私から裏切られるとは思わなかったでしょうね。
ｸﾞﾙ｢...どういう意図の上での行動か、答えてもらいたいな｣
『...この男には、申し訳ない気持ちで一杯です』
彼の開いたままの瞳孔をそっと閉じる。
悲しそうに歪んだ顔が、いかに私を信用してくれていたかを表していた。
『...私には、この国を壊せなかった』
ｸﾞﾙ｢！やめろ、A、｣
『ただそれだけのことよ、』
頭に響く銃声に混じって、
______________…
(この国を、あなたを。守りたかったの)
(愛していたと。そう言えてたなら、)
残された血痕は、華々しく。
んふふ、ネタがねぇワロス←
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ちぃ汰。(プロフ) - ミーさん» コメントありがとうございます！ ニヤニヤして頂けて嬉しい限りです笑 見返してみましたが中々乱雑かつ支離滅裂文章でお恥ずかしい限りです汗 現在活動はほぼ行っておりませんが、その言葉は嬉しいです、ありがとうございます！ (2018年2月24日 12時) (
レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 素敵なお話ばかりで、ニヤニヤしながら読んでしまいました(笑)特にグルさん短編の裏切り者でもが好きです！これからも頑張って下さい(^-^) (2018年2月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - reiponnさん» ほんとありがとうね！ (2017年12月13日 18時) (レス) id: 64d3b538d3 (このIDを非表示/違反報告)
reiponn(プロフ) - ちぃ汰。さん» 私も好き！！ちぃちゃんが元気になってくれてよかったー！いえいえ！私こそ毎日…じゃないけどちぃちゃんと話しててとっても楽しいよ！ありがとう (2017年12月13日 17時) (レス) id: 61a6d8b17c (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - reiponnさん» もう優しいかよ、まじ好き。真面目にすき。その言葉でホント元気でる！頑張るよ、ありがとう！！ (2017年12月12日 22時) (レス) id: 64d3b538d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2017年9月14日 21時
