Special Story＊Purple ページ44
｢潤さん｣
｢ん？どした？｣
｢朝です、起きてください｣
すごいカッコイイ服ですごいカッコイイ色したベットと掛け布団に横になってる潤さんはものすごく可愛い顔をして寝てる。
きっといい夢見てるんだろうな。起こしたくないな。って、思うけど潤さんには仕事があるから。ごめんなさい！起こします！！
そう謝りながら潤さんの身体を揺すった。
｢･･･起きたくない｣
｢ダメですよ！潤さん、今日大事な会議があるんでしょう？｣
｢うぅん｣
まだ寝惚けてて意識がハッキリしてない。
支度しなきゃいけないからもう起きてもらわないと！
｢潤さん！｣
｢･･････、｣
｢潤さん！起きてください！｣
｢ん、｣
｢潤さん、｣
濃い眉毛を眉間に寄せて嫌な顔をした後、顔を反対の方に向けた。
潤さんは、ものすごくきちんとした方で眠いから会社を休むなんてことは絶対ない。
起きてくるのは分かってるんだけど、･･･。
｢A、｣
｢ん？｣
｢今日何の日だ？｣
｢え？｣
｢ん？｣
｢普通の･･･へ、いじつ｣
大きい目をこれでもかっていう位見開いた潤さんは、突然上半身を起こして、私の腕を掴んだ。
｢うわっ！｣
勢い良く引っ張られて潤さんと一緒にベットに飛び込んだ。
｢覚えてねぇの？｣
｢え？なんか、ありました？｣
｢夫婦にとっては大事な日だよ？｣
｢え･･･？｣
全く何の日か分からない。
潤さんが何を言いたいのかも分からない。
｢今日･･･｣
｢はい、｣
｢─結婚記念日でしょうよ｣
いつの間にか私の上に覆い被さるように潤さんが目の前にいて。
｢あっ！｣
｢思い出した？｣
｢すっかり･･･忘れてました･･･｣
潤さんは記念日とかをよく覚えていて大事にする人だ。
私もつい１ヶ月前までは覚えてた。
今日の晩御飯のことまで考えてた。
それが、最近すごく忙しかったからすっかり頭から抜けてた。
｢いつまでも、俺の可愛い奥さんでいてね？｣
そんな恥ずかしいセリフを恥ずかしげもなく言ってしまうのが潤さんだ。
｢も、･･･潤さんお仕事！｣
｢分かってるよ･･･けど、ちょっと待って｣
*
*
｢──愛してる｣
噛み付くようなキスの雨に、朝から恥ずかしかったけど。
キスしてる最中目を開けたら目が合ったのも恥ずかしかったけど。
そんな潤さんを、愛してます。
*
『Special Story＊Purple』2016.1.11.Fin
*
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みう(プロフ) - たまこさん» そ、そうですか？！そう思って頂けたのなら嬉しいです！ありがとうございました！！ (2015年11月13日 22時) (
レス) id: a0fc30e2c2 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ - 翔くん〜見た目も中身もイケメンさんでキュンキュンしました！笑 (2015年11月12日 22時) (レス) id: 2b15662a3c (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 多御流さん» ありがとうございます(ペコリ)うん････、歳は聞かないで(苦笑)これからも宜しくお願いします！ (2015年11月12日 18時) (レス) id: 575ad155ba (このIDを非表示/違反報告)
多御流(プロフ) - 誕生日おめでとうございます！！何歳になったんですか？ (2015年11月12日 7時) (レス) id: 7438752eae (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ゆうさん» キュン、として頂けたのなら幸いです(V)o￥o(V) (2015年11月1日 1時) (レス) id: ee9a4d30ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2015年9月14日 18時
