ストーカーにふりまわされて学校辞めた話【実話】

８日目 ページ9

次の日の昼休み。

前の日と同じく、応接室へ呼び出された。

入るとそこには柏木と担任の先生がいた。

わたしとはるかちゃんが隣に、担任の先生と向かい合うように。
そして、柏木がお誕生日席に座った。

「まず、柏木さん。
手帳に書いてあった事は本当？」

「本当です！」

「待って、うちらがいつ暴力振るったって言うん？」

はるかちゃんが抗議する。

「大体、いっつもついてきてAに迷惑かけてるのはそっちの方でしょ？」


はっきり言ってくれた。

私はちょっとスッキリした。


「いつも邪魔するのはお前らの方だろ！！
私はAちゃんといたいだけなんだから！」

「本当、気持ち悪いよ？」


「まあまあ」

担任の先生が止めに入った。

「Aさんは？
何か言いたい事ある？」


話が私にふられた。

「えっと…」

私は少し緊張しながら話した。


「とりあえず、暴力っていうのはウソです。
ちょっとこの前、柏木さんに押されて怪我した事があったので…無視はしたかも…です。」


「なるほどね。
柏木さん、暴力はウソなの？」

「………はい
ちょっとムカついてるときに書いたんで大げさになってるかもしれません。」


はぁ？

そんなんで私たちがいちいち呼びだされて怒られたわけ？

ふざけんな！
って感じでした。


「じゃあ、お互いにもう悪口は言わない！
仲良くするって事で良いな？」

「はい……」

「じゃあ、早く昼ごはん食っちゃえよ！」

先生のその一言で解散となり、私たちはホールへ、柏木は教室へ戻る事となった。


「じゃあね！」

柏木が別れ際にこう言ってきた。

私は軽く手を振ったがはるかちゃんは完全無視をした。


「ゴメンね」

巻き込んでしまったことを謝ったがこれもまた無視された。

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