At last ページ16
Juri side
初めての横アリ単独ライブ、
大波乱ともいえるライブが
やっと終わった。
俺はただただAが心配だった。
あれからずっと涙をこらえているように見えたから。
樹「ねえ！A見てない？」
ジェ「見てないよー」
高「俺も見てないな〜」
慎「どこ行ったんだろね」
もしかして、どこかで泣いてるんじゃ？
樹「すみません、A見てませんか？」
マネ「ああ！Aちゃんね、Aちゃんならトイレ行ってたよ」
トイレまで急ぐ。
辿り着けば、嗚咽が聞こえた。
嗚咽、すすり泣く声、声を出さないように我慢して
詰まらせながら泣く声。
守る守るって言うばっかりで、守ってやれなかった。
女子トイレには多分A以外の女の人はいないはず。
樹「びーんご！」
桃「樹くん……。ここ、女子トイレ」
樹「知ってる、迎えに来た」
真っ赤な目を丸くして驚いている。
樹「多分A以外の女の人、トイレにいないから大丈夫っしょ」
桃「まあそうやけど」
樹「おいで」
手を広げて待つ。
躊躇いながらも、俺の腕の中に入ってくれた。
そこからは、Aが泣いているのを
見られないように使ってない楽屋に移動した。
樹「ここなら泣いても大丈夫。誰も見てないから」
俺がそう言えば、ポロポロと涙をこぼしはじめた。
たぶん、今日のことだけじゃなくて
悩みとか不安とか、今まで経験してきた
全てが積み重なってのしかかった重荷。
相当重かっただろうな。
今日のことでトドメを刺されたんだろうな。
Aはずーーーーーーーーーーっと泣いてた。
Aは弱音を吐かなかったから、
泣くなんてしなかったから、
勝手に強い子だと思ってた。
けど、違った。
城ホの合同でそれが分かった。
ファンサの一部始終、曇っていく表情、
きっと我慢して表に立ち続けている、
そう思った。
たまにエネルギーチャージとか言いながら
抱きついてきてたのも、
小さすぎるSOSだったんじゃないか。
気づくのが遅かった。
樹「ごめんね」
そう言うとさらに泣き出した。
桃「樹は、、ｯ…樹くんは、ｯ、何も悪くないｯ」
泣きながら頑張って言葉を紡ぐA
桃「謝らんといてや……ｯ」
そう言って少しだけ微笑んだAは消えてしまいそうだった。
桃「私が……ｯ、ぜーんｯぶ、、、悪かってん…ｯ」
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真ちゃん依存性(プロフ) - 個人的にはきょもオチがいいです！いつも楽しみにしてます！ (2020年2月9日 20時) (
レス) id: e05ac3d17c (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2020年2月4日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fちゃん | 作成日時：2020年2月2日 20時
