検索窓
今日:4 hit、昨日:57 hit、合計:111,718 hit

+12 ページ13







"次"には触れずLINEは
ゆっくりとしたペースで履歴が増えていく。
やり取りの内容は本当に他愛もない。


でも、それが楽しかったりする。



大我君と出会って一週間後。
ラウンジの出勤前に麻里亜とカフェへ。


「で、でで!!どんな感じ今!」
『別に特に何もないよ〜?』
「あれから会った?」
『会ってない会ってない(笑)』
「やっぱ忙しいのかジャニーズってー」
『みたいだねーてか、麻里亜はどうなの』
「まず、やってないからね!あの人と(笑)」
『そこからかよ(笑)』
「当たり前じゃん〜♪♪タイプじゃないし」
『ジャニーズ系好きじゃないもんね(笑)』
「私は成田凌がいいの。成田凌以外無理!」
『それずっと言ってる(笑)」
「まあ俳優もジャニーズも遊んでるだろうけど、遊ぶならタイプの人がいいでしょ、やっぱ(笑)」
『麻里亜だから許される発言〜』
「何言ってんの。この間の飲み会みんなA狙いだったよ?(笑)」
『えーマジ?ないないそれはー』
「美人の自覚がない人の方がタチ悪いよね(笑)」
『いや、まあ顔は中の上だとは思ってるけど。じゃないとこの仕事出来てないし』
「中の上って、何言ってんだ(笑)」
『はい?(笑)』





顔は良い・・・方だと思う。
だからこそ、性格がひん曲がったのかな。

これ普通の人に言うとマジで嫌われる発言なんだけど
顔しか見られない。評価されない。のも辛い。

顔が良いから=性格も良いみたいなイメージ本気で迷惑。
勝手に幻滅されてマイナス加算されたり
理不尽な理由で妬まれたり無視されたり

学生時代も社会人になってからも、そんなのばっか。


ラウンジに入ってから顔が強みになる事が分かって
良い思いも沢山してきたけどさ、結局顔なんだ。


それだけしかないのか、私みたいな。


存在価値見失う。たまに。




「まあ進展あったら教えてね♪」
『ないと思う(笑)』
「んなの、分かんないじゃーん」
『ないない。そのうち切られるよ』




繋がれば、いつか切られる。




代わりなんていくらでもいるもん。






+13→←+11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
494人がお気に入り
設定タグ:京本大我 , SixTONES
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しぃ | 作成日時:2023年5月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。