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話してみる。 ページ28
『って、いう訳で海水浴に行くことになったんだけど…。ピカっちもきてくれない？』
家に帰った私はピカっちに尋ねてみる。
「我は行か…。」
ピカっちがそう言って断ろうとしたときだ。
「僕も行くー！！」
ベベが急に話の輪に入ってくる。
「ピカも行くよねー？」
無邪気なべべ。そんなベベにピカっちは「我は行かぬと…。」と言いかけたとき、「だよねー！ピカ！行こ行こ！海水浴！！」と話を聞く気が全くない。
ピカっちは行かないと言っているのに。
私からしたら、嬉しいが。
流石にピカっちも諦めたようで、「はぁ…。」と溜息をつくと、「海水浴か、わかった…。」と言って準備を始めた。
ピカっちが来てくれるようで、嬉しい。だけども、半分無理矢理みたいなかたちになってしまったのには申し訳ない。
とにかく、私たちは海水浴に行く事となった。
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