時が経ち、記憶を失おうとも･･･《３》～新たな光～ (ページ14)

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アヤメさん。ページ14

？「トウマくん？Aちゃん？」

そう呼ばれ、私たちは声が聞こえたほうへ向く。アヤメだ。

アヤメ「やっぱり！偶然だね！」

そう言って寄ってくるアヤメ。

『そうですね』

なんて言えばいいかわからず、とりあえず私はそう返す。

アヤメ「隣の人は？」

トウマ「友達の…」

トウマが話し出そうとしたときだ。

アキノリ「ぼっ、僕！紅葉山中学校の有星アキノリって言います！」

アキノリは割り込んで自己紹介をする。先程まで、〝俺〟とアキノリは言っていたが、アヤメの前だからか〝僕〟に変える。不自然に思ったのかトウマが「僕…？」と言って首をかしげた。

アキノリ「実は僕たち、あなたに重大なお話があります！！」

アキノリは話し始める。
最初は「えっ？」っと戸惑ったアヤメだったが話していくうちにだんだんわかってきたようだ。

最終的に、アヤメは妖怪探偵団に加入を希望するほどよくわかったようだ。

しばらくすると、アキノリの電話が鳴る。

内容は〝妖怪探偵団のメンバーの一人、ナツメがいなくなってしまった〟らしい。

話し終わると、アキノリは「ついてきて下さい！」と言って走り出した。
私たちはアキノリを追いかけ走り出す。

…しかし、私は足が遅い。

足が遅く待ってもらったりして、少し迷惑がかかってしまった。

…ごめんなさい。