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未練 [rdo] ページ30

『今まで、ありがとう』



きっとこれでよかったんだよ。




そうやってまた自分の気持ちに蓋をする。




そういえば、らだおに私の気持ち伝えたことなんてあったっけ、




思い返してみても、いつだって意見を伝えてくれていたのは全部らだおで、




向き合えてなかったのは私のほうかもしれないな。




私とらだおが付き合い始めたのは、二人でRank3の警察に昇進した時だっけ。



_________________



らだおと私は同じ日に警察体験として入った。



人見知りで引っ込み思案な私に、話しかけてくれたのがらだおだった。



好きな歌手や、色違いの仮面をかぶっていたことから、私とらだおはすぐに意気投合した。



それから出勤が被った日は、二人でパトロールに行ったり、犯人を検挙したり、各々の仕事を全うしていた。



私より先にRank2になったらだおに負けたくなくて、必死に追いつこうと努力した。



お互い負けず嫌いだったため、Rank3になるまではライバル視していた。



署長に呼ばれ、Rank3になったときらだおから告白された。



最初こそ困惑したが、今の自分がいるのはらだおのおかげだし、らだおがいたから警察も頑張れたと思う。



最初に体験として顔を合わせた日から恋心を抱いていたのは事実だったため、その日から私とらだおの交際が始まった。



私たちが恋人であることを、署員にも署長にも伝えなかった。



ただ、らだおと私と仲が良い 成瀬力二 には伝えていた。



らだおは毎日、出勤後は私の家まで送ってくれて、休日には沢山のデートプランを提案してくれた。



恋愛に奥手な私を気遣ってくれていたのだろう。



好きだ、と言葉にしてくれるらだおと、言わなくても伝わっているだろう、と言わなかった私



それでも愛情表現はしていたつもりだし、なるべく自分の気持ちも伝えられるようになってたんだけどね。


それから毎日家に送ってもらうことに申し訳なさを感じた私は、らだおに同棲の提案をしてみる。


思い返せば私から意見を出したのは、これだけだったかもしれない


ある日、らだおが体験の女の子を指導する係に任命された。


素晴らしいことだし、祝福するべきことだと思う。


だけど私は心から応援できなかった。


そこから私とらだおの日常は少しずつ変わってしまった。

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作品ジャンル:恋愛
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217-nina-(プロフ) - ポピーさん» ポピー様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月22日 17時) (レス) id: ce3d0b0ff1 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - mioさん» mio様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月21日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
璃梨 - 217-nina-さん» ありがとうございます!!!!!!!! (3月20日 17時) (レス) @page36 id: 8c955eb6e7 (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - 璃梨さん» 璃梨様、大変長らくお待たせいたしました!続編更新いたしました。 (3月18日 18時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)
217-nina-(プロフ) - nikoさん» niko様、コメントありがとうございます。今書いているものが終わり次第、リクエスト分書かせていただきます!お待ちいただけますと幸いです^^ (2月29日 17時) (レス) id: df71f3213f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:217-nina- | 作成日時:2024年2月14日 17時

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