ブラコン妹×シスコン兄【食戟のソーマ】

第27話【とある兄妹の固い固い絆】 ページ28

現在の時刻は22:00


現在、私がいる場所は兄様の部屋



ついさっき来たのだ






貴女「兄様、兄様、聞いてくださいまし」



司「どうしたの？」



貴女「明日からは地獄の合宿なんですの。楽しみで眠れませんわ」



司「あぁ、だから俺のところに来たのか。Aは眠れないときは俺と一緒に寝るもんね」








兄様は私の髪を撫でながら言う



髪を撫でられるのはいつものことだが、今日はいつもよりも嬉しかった



明日から始まる地獄の合宿が楽しみと、



兄様に頭を撫でられた嬉しさが混ざったため、いつもより嬉しいのだろう







司「でも、俺はAが合宿に行くのは嫌だな」



貴女「あら？どうしてですの？



司「Aが合宿に言ってる間、遠月学園からAの匂いが消えるんだよ。会える時間も減っちゃうし、声だって聞けない」



貴女「それはそうですわね。ですが、兄様は私に盗聴器をつけているでしょう？」



司「Aだって俺に盗聴器をつけてるじゃないか」



貴女「あら、気付いてたんですのね」



司「Aのことは全て分かってるからね」



貴女「私も兄様のことは全て理解していますわ」









兄様は私の手を強く握る



私も兄様の手を強く握る



私たち兄妹の固い固い絆



この絆を壊せるものは誰もいないだろう

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