オマケー�� ページ16
「アズール氏、お願いします!!海の魔女のように慈悲の心で拙者を救ってくだされー！」
「慈悲にだって限度ってものがありますよ。さすがに10ページ分のネタなんて海の魔女ですら無理な話です」
「そこをなんとか…せめて4コマとかでも可ですよ！」
「だから諦めてくださいって!!」
アズールの腰元に縋りつきながら懇願するイデア。一方のアズールは平静を装いながらも彼を引き剥がそうと躍起になっていた。
「あわわ…あんなに兄さんが取り乱すなんて」
「ホント、アズールまで滑稽な姿ですね」
そんな2人の攻防を眺めるオルトとジェイド。
「だいたい僕だってあなたの手伝いだけでも限界なのに、これ以上ははっきり言って無理なんです」
「うぅ…そんな。あーどこかに都合よく漫画や小説のストックが落ちてたりとか…」
「小説のストック…」
ストックと聞いてジェイドが神妙な顔つきで呟く。
「あの、イデアさん。そのネタはどんなジャンルでも可能でしょうか？」
「…はい？」
小さく挙手をしながらジェイドが尋ねてきた。
「まあ、ジャンルは特に問いませんが。というか、ジェイド氏そういったネタをお持ちで？」
「いえ、私ではありません。一人、当てがありますので」
―10分後
イデアの自室にて、一人の生徒が恐る恐る訪ねてきた。
「あの…ジェイド・リーチ。言われた通りノートを持って来ましたが…」
部屋の前に現れたのは、いつぞやのイグニハイド寮2年のオタモブ君。どうやらジェイドから内容を聞かされないまま(半ば脅しで)ここまで来たようだ。
「あのー…一体某はどうして寮長部屋の前に…って、え？」
勢いよく開かれた扉。彼の目の前には臨戦態勢に入ったオルトの姿が。
「捕縛モード起動」
起動という言葉と同時にオルトの右腕からネットランチャーが現れ、捕獲用網が飛び出してくる。
そして―
「ん−ッ!!んーッ!!??」
彼は捕獲されたのだった。ベッドの上に放り出された彼。口にはガムテープ、体は布団でグルグル巻きにされて身動きが取れないでいた。
それから肝心のネタ帳はというと。
「なになに？『男子校の禁断の花園』。閉鎖的な学園の内で巻き起こる歪んだ友情と禁断の愛、そして一人の男を巡ってのハーレムもの…いいっすねーなかなかの萌えポイントを突いてきてますわ」
読まれていた。
彼の妄想が書き綴られたノートを真剣かつニヤニヤしながら読み続けるイデア。
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フウカ(プロフ) - ゆうぺぺさん» コメントありがとうございます！また体調にも気を遣って頂き嬉しい限りです。これからも頑張って更新していきます。 (2021年12月3日 23時) (
レス) id: 5e636c9530 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぺぺ - 更新ありがとうございます！また、面白そうなお話ですね、リドルくんがいない中どうなるのか、楽しみです！！ 体調にお気をつけて更新頑張ってください (2021年12月3日 19時) (レス) id: 1e7c50770b (このIDを非表示/違反報告)
フウカ(プロフ) - ゆうぺぺさん» コメントありがとうございます。こういった評価を頂いて嬉しい限りです!!これからも頑張ります！ (2021年8月9日 15時) (レス) id: 80abe09472 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぺぺ - 続編おめでとうございます！！今回の番外編もとても面白かったです！ジェイドさん、、頑張れ！本編の方もとても読みやすく、面白いです！これからも自分のペースで頑張ってください！！ (2021年8月8日 19時) (レス) id: cad7fa7d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フウカ | 作者ホームページ：http naru1
作成日時：2021年7月12日 20時
