125 ページ5
．
蓮「とうちゃんおかえり」
和也「ただいま。蓮、具合どう？朝より顔色良いね」
蓮「元気！」
「蓮くん、熱計ろう。」
ポケットに入れっぱなしだった体温計を出して、蓮くんの腋に挟めた。
和也「蓮さ〜。元気になったらランドセルと勉強机買いに行こうか。」
仕事していると思っていたのに、パソコンの画面にはランドセルの写真がズラリと並んでいた。
和也「オーダーメイド、していい？」
「え？うん。良いんじゃないかな？あ、そういえばね…」
私の実家の母親が、蓮くんにランドセルを買ってあげたい、と言っていたことを伝えた。
和也「あ…じゃあオーダーメイドやめるか」
「なんで？迷惑じゃなければだけど、蓮くんの好きなランドセル買ってあげたいって言ってたから良いんじゃない？」
和也「良いのかな、甘えちゃって」
「きっとね、祖母として、何かしてあげたいんだよ。だから遠慮しないで？ね？」
和也「じゃあ、お願いしようかな。お母さんも一緒に買いに行ってもらおう。都合、聞いておいてくれる？」
「うん、わかった」
ピピピ、とタイミングよく体温計の音が鳴って、蓮くんが自分で体温計を抜いた。
和也「見せて」
はい、と素直に蓮くんは渡すと、和くんは「37.5度」と言った。
「上がってきたね。やっぱり夜になると上がっちゃうね。」
和也「ごはん食べてまた寝るぞ〜」
蓮「おなかすいた！」
「今用意するから、待っててね」
．
3人で食卓を囲んで夕飯を食べ終え、私が片付けをしている間、和くんは蓮くんの着替えを持って来てくれて、着替えさせてくれていた。
蓮「とうちゃん、なつやすみってあとなんにちある？」
和也「え？あと…10日くらいじゃない？」
蓮「あと10かいねればいい？」
和也「なに、早く幼稚園行きたいの？」
蓮「ううん。まだあそべるかなーっておもっただけ！」
花火、バーベキュー、公園って自分が行きたいこと、やりたいことを言ってる蓮くん。
和也「やりたいこといっぱいあるな〜。全部アウトドアだし！」
蓮「とうちゃんは？なにやりたい？」
和也「まず、Aと籍入れなきゃね」
蓮「せき？」
和也「そう。Aが二宮Aになって、蓮の母ちゃんになれるように役所に行かなきゃならないの。」
蓮「じゃあいますぐいってきてよ〜！」
和也「だけどな、大安とかなんとかあるし…ね？」
私に同意を求めてきた。
「そうだね」
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1815人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑤子(プロフ) - 葉月さん» コメントありがとうございます！蓮くん、可愛いですよね〜。こんな息子が欲しいです〜〜！ (2016年12月4日 19時) (
レス) id: c703e7a027 (このIDを非表示/違反報告)
瑤子(プロフ) - ジュンさん» コメントありがとうございます！話がガラリとと変わっていきます。移行した5章でも、よろしくお願いします！ (2016年12月4日 19時) (レス) id: c703e7a027 (このIDを非表示/違反報告)
瑤子(プロフ) - リオさん» コメントありがとうございます！はじめまして、そしていらっしゃいませ笑！移行した章では可愛いだけでなく、カッコいい蓮くんも見れると思うので、お楽しみに！ (2016年12月4日 19時) (レス) id: c703e7a027 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 続きが楽しみです！レンくん可愛い♪ (2016年12月4日 7時) (レス) id: f98425d45f (このIDを非表示/違反報告)
リオ - 初めて読まさせて頂きました！カッコいい和くんと可愛い蓮くんにずっとニヤニヤしながら読ませてもらいました！続きを楽しみにしてます！ (2016年12月3日 10時) (レス) id: fe1e201bdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑤子 | 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/youko8509
作成日時：2015年11月4日 15時
