「お前らお似合いや。」【ut】 ページ4
「あっはっはっはっは！！！！お前ホンマおもろいわ！！！！！」
『ちょ、大きい声出すなや！！みんな見とるやん！』
「いや〜笑った笑った！！お前がそんなに純粋な女やとはなあ〜！！！」
“なんや！悩みか！俺が相談に乗ったるやん！！今日は焼き鳥やな！！！”
なんてコネシマがLINEを送ってきたのが一時間前。
“今鬱って彼女おるん？鬱の好きなタイプって、どんな人なんかなあ？”
なんて私が開口一番コネシマに相談したのがついさっき。
「ほんで？大先生の好きなタイプやっけ？？あいつはな〜スタイル重視や！出るとこ出てる女がすっきゃで！お前と真逆のタイプやな！！！」
『うるさい！ホンマあんたら揃いも揃って女の体しか見とらん！』
どうせ私は子供っぽいですよ！
今でもお酒を買う時に年齢確認をされるほど、子供っぽい見た目なのは重々承知だ。
でも好きになってしまったのだ。
かわいい女の人をとっかえひっかえし、遊ぶ相手には困らないような、
女癖の悪い、鬱という男を。
『やっぱり私は眼中にないか…今まで何度もお持ち帰りの機会あったけど、
おうちに返されて終わりやったからな…女としての魅力、ないんやろうか……』
「さあねえ〜大先生のことはよおわからんからなあ〜俺も研究中や！
あいつのことはあいつにしかわからん！
…ってことで呼んでみたで。おーい大先生！！こっちや！！！」
え、
「おつ〜〜どしたシッマ。お、Aもおるやん。なんや二人っきりて、めずらしいな」
『ちょ！シッマ！！！なにしとん！！！！』
「あれ、僕来たらまずかった？」
「ええねんええねん！！こいつ聞きたいことあるらしくてな？話聞いたってや！
ほな！」
『おっ！おい！シッマ！！！』
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作者名：ミルコ | 作成日時：2019年11月2日 14時
