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page73 近すぎて ページ25

め、メイクなんて絶対できないし!
……なんて言えるわけもなく。仕方なく化粧品を手に取る。

ヒロ「じゃ、俺からお願いしよーかな。失敗しても全然大丈夫だから、気にせずにやってね。」

カヅキ「そう!フリーダムにな!」

ヒロと向かい合って座ると、さっそく目の化粧を試してみることに。ヒロはそっと目をつぶる。

A「………」

化粧を進めていくが、なんというか…
顔が近すぎて集中できない!

さすがはアイドル。顔立ちが整い過ぎて近寄りがたいオーラがでている。

目をそむけたい気持ちを抑えて手を動かしていくと、隣から褒め言葉がとんできた。

コウジ「すごいすごい!さすが女の子だね!」

カヅキ「器用だな〜。」

褒め言葉と顔の近さで恥ずかしさがマックスになりかけた頃、グロスをひき終わり、ヒロの化粧が完成した。

コウジ「わぁお。ヒロ、すっごい似合ってるよ。本物の女の子みたい。」

ヒロ「ふふ、そうかな?あ、ほんとだ。綺麗な化粧だね。」

手鏡を覗きながらそう言うと、ヒロはAに目線をうつした。

ヒロ「ありがとうAちゃん、すごく……って、どうしたの?顔赤いけど。」

A「えっ?」

恥ずかしさからAの顔は林檎のように真っ赤になっていた。ヒロはそんなAを心配そうに見つめる。

ヒロ「熱でもあるの?」

A「いいいえ。ない、です…。そ、そうだつぎ、誰にしましょうか……。」

コウジ「じゃあ僕!」

話題を無理矢理変え、顔が赤いことはなかったことに……できただろうか。


全員のメイクが終わると3人がAを絶賛した。

コウジ「すごいよAちゃん、ありがとう!」

カヅキ「ま、まぁその、ありがと……な。」

ヒロ「これで女装も完璧だね!」

一体この人達は何を目指しているのだろうか…

コウジ「じゃあ!Aちゃんもやろうよ!」

A「……え?」

やるって……女装?いやもともと女…

コウジ「男装…」

ヒロ・カヅキ「「ストーーーーップ。」」

page74 新たな挑戦→←page72 全力オバレにメイクを



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作者名:kiko | 作成日時:2018年7月1日 16時

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