煌めきを君に

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ーAsideー

今日はとうとうプリズムショーをお披露目する日……しかも場所は………

コウジ「原宿ストリートって知ってる？原宿の中にプリズムショーができるところがあるんだよ。」

ヒロ「雰囲気を出すために、夕方にやろう！」

そんなプロでもなんでもないのに、雰囲気なんて言われても……ただでさえ人前で踊るの初めてなのに。(ヒロ以外)

聖「頑張っておいで。君の初めてのプリズムショー、私も遠目から見させてもらうよ。」

A「………はい……」

ジャンプ、失敗しないだろうか………ヒロさんにせっかく教えてもらったのに、失敗したら最低だ………

カヅキ「かたくなるなよ！大丈夫！お前はダンスと歌だけでも充分魅力的だから。」

ヒロ「そうさ！フリーダム、だよ。ねっ？カヅキ？」

カヅキ「ああ！」

聖含める４人に励まされ、Aは気合いが入る。
衣装の確認をし、夕方まで時間をつぶした。


夕方、A達は 原宿 に向かった。社会人や学生が帰宅する時間なので、人通りが多い。

A「うぅ………人が……」

コウジ「大丈夫大丈夫！見られるほど嬉しいって思えば。」

ヒロ「さぁ、衣装に着替えておいで。僕たちはちゃんと見守ってるよ！」

カヅキ「ああ！頑張れよ！」

３人の応援に背中を押され、Aは衣装に着替えに行く。シューズを履き、呼吸を整える。

大丈夫………大丈夫……フリーダム………


Aは歩きだし、リンクにあがった。スポットライトがつき、通りすがりの人がざわざわと話し始める。
Aは最初のポーズをとった。すると、辺り一面に音楽が響き渡る。

練習通り踊り、歌いだす。歩いていた人々は足をとめ、Aの方を見つめる。
Aの透明感のある美しい歌声は、あっという間に煌めきを生み出し、周りの人を釘付けにした。

サビに入り、輝きを増したAは、練習したときと同じタイミングでジャンプの準備に入る。

ヒロ「きた……」

カヅキ「とぶぞ！」

勢いよくリンクを蹴り、ジャンプした。

A「「スタースプラーッシュ！」」

コウジ「とんだ………！」

しかし、着地の瞬間バランスを崩しAは転んでしまった。
音楽が静かに消えてゆく。いつの間にか、煌めきも薄れていった。

ヒロ「Aちゃん……！」

コウジ「……………大丈夫かな………」

誰もが彼女のプリズムショーは終わったと思ったその時……………

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